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だらだらと。
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「まぁ、それはそれとしてだな」
和己は言い辛そうに切り出しました。
「覚えてるか。オレが去年言った事」
「去年?去年のいつだよ」
まったく心当たりが無さそうに慎吾は眉を寄せます。
「ちょうど今ぐらいの時に」
「…なんだっけ」
「おいちょっと待て、ホントに忘れてんのか!桜の前で!言っただろうが!」
急に激高する和己にたじろぎつつ、ようやく記憶の糸を手繰り寄せることが出来た慎吾が慌てて取り繕うに言いました。
「あ、あぁ思い出した。うん。いやお前、去年桜の前で、って言ってくんねぇと」
すると再び和己は口ごもるように言いました。
「それで、その、どうなんだ」
「結婚?日本じゃ無理だろ」
何とも現実的な返答をします。
「いやそうだけど!そうじゃなくて!気持ちの上でどうなんだ?オレとその…一生やってこうとかそういう気はあるのか。そこが聞きたいんだろうが!」
「キレんなよ」
「お前が怒らすんだろ?!」
キョドったり怒ったりと忙しい和己を尻目に、少し間を置いて当たり前のように慎吾は発言しました。
「断るはずないだろ」
「じゃあOKなんだな?」
ぱあっと花が開くような笑顔を和己は見せました。百面相が結構面白い、と慎吾は考えつつも、「うーん。保留」などと返しました。和己は目を剥きます。慎吾はそろそろ限界点が近そうな和己を制しつつ、「自信が持てない」と真面目に訴えました。
「何が不安なんだ」
「不安…つうか。何ていうか、そういう性分なんだよ。だから」
「はあ?もっと分かりやすく言え」
「いやだから、安易に”うん”とか言えねえんだ。安易に言うつもりは無いけど。こういう関係に絶対は当たり前だけど無いし、だったらやっぱり”うん”て言えない。確信の無いものに、あんまり答え出したくない。でも、気持ち的には凄く”うん”て感じだし」
「でも結局、言葉にしてはくれないんだな?」
「悪い」
「そう、か」
それから二人は暫く沈黙し、桜の木を見つめていました。
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今日は雪の中、一時間半かけて友達の家に行ってwiiやってきました。
久しぶりにやったマリオは楽しかったです。wiifitも。
二人で力をあわせてマリオをやってたんですが、そろそろ夜遅くなりそうなので帰る事に。
またやりに来れば?といわれましたが、wiiやりに一時間半車飛ばすのはキツイので来年辺りに行くぐらいが丁度良いかなとか。
だって隣県に行く方が近い距離なんですもん。昔はフットワークも軽かったですが、今ぐらいの年になると段々腰も重くなるんだなと思いました~
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