だらだらと。
最近は本当に日が沈むのが早いですよね。五時にはもう真っ暗ですよ。
ところで先日、運転中に凄く綺麗でくっきりとした虹が出来てるのに気付いて、虹なんて観るの何年ぶりだろって思いました。しかも本当に綺麗だったんですよ。
車を降りてから撮ったんですけどもう結構消えかかっちゃってて残念でした。見えたときは端から端までしっかりと出来てたので。
自然にあんなものが出来るなんて不思議ってなぐらいに綺麗でした。
>お慎
------------------------------------
「これ、日記な」
「おう。オレのはこれ」
互いに部屋で日記を交換しあいます。
「今回のも凄かったよお前のは。日々何かかしらあって。オレにはやや刺激が強いっつーかな」
「そー?屋敷からあんま出てねーしさ。んな面白いもんでも無いかと思ってたけど」
「いや、全然オレのよりすげーよ。まあ、環境が環境だしなぁ。あ、それでこれは今回の土産な」
そう言うと和さんは、木彫りの牛の置物を差し出しました。
「…あのさ、前から言ってっけど、土産持って来る必要ねえし。どっか旅行行ったわけでもねんだからよ。しかもいっつもチョイスが意味不明なんだよ」
「んな事ねーぞ。来年は丑年だからな。だから牛の置物なんだよ。飾っとけよ、これも」
「オレの部屋が段々土産物屋みてーになってきてんだよ。なあ、見てみろよ。あそこの棚の上の空間だけ浮いてっだろ?すげカオスだろ?」
毎回和さんは律儀に何かを持参していたので、今や棚の上は様々な民芸品で一杯でした。
「そうか~?まあ、とにかく置いとくな」
(全然聞いてねえよな、人の話。マジで)
「それでどうなんだ。相変わらず続いてんのか。例のオカマ家庭教師とは」
「おい、言い方に気をつけてくれよ。続いてるとか。付き合ってんじゃねーんだから。…まぁ、相変わらずしごかれてるよ。日記に書いたけど」
「そうか」
「でもオカマでも、有能っつーのは事実なんだよなぁ。オレどうも、殆ど会社だけ手伝わされるみてーなんだよ。まぁ、ヤクザ業務なんて今やあってないようなもんだし」
「オレはそれで良かったと思うよ。お前が危険な事に関わって無いならそれに越した事無いからな」
「やっぱ兄貴が担当するんだろうなって思うんだけどさ。年に二、三回の会合も結局親父と兄貴だけで行く事多いし。…てかさ、そろそろ良い?」
そう言うと慎吾はそろそろと距離を近づけてきて、ぽすっと和さんの身体に寄りかかるのでした。和さんも背中に腕を回します。
「和己の匂いがする」
「お前いっつも言ってるぞ、それ」
少し笑いつつ頭を撫でます。
「だって久しぶりだから。いっつもそう。だから匂いとか確かめるっつーか」
和さんは更に少し力を加えて、ぎゅうっと慎吾を抱きしめました。慎吾の首筋に額をすり寄せます。
「後、五ヶ月だ」
「うん」
「辛かったり寂しかったら、遠慮なく言えよ。日記に書いたりとか」
「寂しいのはいっつも寂しい。それと不安、だった。四年もあったら、和己が来なくなる日が来るんじゃないかとか」
「馬鹿な事言ってんな」
「…うん」
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ところで先日、運転中に凄く綺麗でくっきりとした虹が出来てるのに気付いて、虹なんて観るの何年ぶりだろって思いました。しかも本当に綺麗だったんですよ。
車を降りてから撮ったんですけどもう結構消えかかっちゃってて残念でした。見えたときは端から端までしっかりと出来てたので。
自然にあんなものが出来るなんて不思議ってなぐらいに綺麗でした。
>お慎
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「これ、日記な」
「おう。オレのはこれ」
互いに部屋で日記を交換しあいます。
「今回のも凄かったよお前のは。日々何かかしらあって。オレにはやや刺激が強いっつーかな」
「そー?屋敷からあんま出てねーしさ。んな面白いもんでも無いかと思ってたけど」
「いや、全然オレのよりすげーよ。まあ、環境が環境だしなぁ。あ、それでこれは今回の土産な」
そう言うと和さんは、木彫りの牛の置物を差し出しました。
「…あのさ、前から言ってっけど、土産持って来る必要ねえし。どっか旅行行ったわけでもねんだからよ。しかもいっつもチョイスが意味不明なんだよ」
「んな事ねーぞ。来年は丑年だからな。だから牛の置物なんだよ。飾っとけよ、これも」
「オレの部屋が段々土産物屋みてーになってきてんだよ。なあ、見てみろよ。あそこの棚の上の空間だけ浮いてっだろ?すげカオスだろ?」
毎回和さんは律儀に何かを持参していたので、今や棚の上は様々な民芸品で一杯でした。
「そうか~?まあ、とにかく置いとくな」
(全然聞いてねえよな、人の話。マジで)
「それでどうなんだ。相変わらず続いてんのか。例のオカマ家庭教師とは」
「おい、言い方に気をつけてくれよ。続いてるとか。付き合ってんじゃねーんだから。…まぁ、相変わらずしごかれてるよ。日記に書いたけど」
「そうか」
「でもオカマでも、有能っつーのは事実なんだよなぁ。オレどうも、殆ど会社だけ手伝わされるみてーなんだよ。まぁ、ヤクザ業務なんて今やあってないようなもんだし」
「オレはそれで良かったと思うよ。お前が危険な事に関わって無いならそれに越した事無いからな」
「やっぱ兄貴が担当するんだろうなって思うんだけどさ。年に二、三回の会合も結局親父と兄貴だけで行く事多いし。…てかさ、そろそろ良い?」
そう言うと慎吾はそろそろと距離を近づけてきて、ぽすっと和さんの身体に寄りかかるのでした。和さんも背中に腕を回します。
「和己の匂いがする」
「お前いっつも言ってるぞ、それ」
少し笑いつつ頭を撫でます。
「だって久しぶりだから。いっつもそう。だから匂いとか確かめるっつーか」
和さんは更に少し力を加えて、ぎゅうっと慎吾を抱きしめました。慎吾の首筋に額をすり寄せます。
「後、五ヶ月だ」
「うん」
「辛かったり寂しかったら、遠慮なく言えよ。日記に書いたりとか」
「寂しいのはいっつも寂しい。それと不安、だった。四年もあったら、和己が来なくなる日が来るんじゃないかとか」
「馬鹿な事言ってんな」
「…うん」
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>お慎の過去ログを遡ってもらうのも面倒なのではと1~9をとりあえず纏めてアップしてみました。が、さすがにアレな文章は修正したりしました。
>「慎吾と和己は同居する」が、いまいち需要が無さげです。
これまでのシリーズの本から徐々に、より文章らしいものをと意識して書いていたつもりなのですが、もしや逆に退化していたのかと心配になってきました。
小説とかってホント分かりません。イラストだったらまだ、あ、ここが変だ!と後からでも気付いたり出来るのですが。正に手探りです。
来年の三人誌用の話しにしても、苦戦してる割に面白くなかったりして…という不安の種が、沢山頭に植え付けられてるだけじゃなく、発芽しまくりなのですが。
何事に関しても、私は最初が一番テンション高くて、徐々に下がっていくっぽい傾向にあるので、それが自分の残念な点なんですよね。もう下がるとどうにもならなくて。
なんか愚痴日記みたいになってますね。すみません。
>お慎
------------------------------------
あれから、二年が経ちました。相変わらず和さんは、三ヶ月に一度の日を心待ちにして過ごす日々を送っています。慎吾もまた、同様でした。
和さんは三回生になり、季節は十月を迎えていました。今日は慎吾に会いに行く日です。いつもどおり、バックパックに自分の書いた日記とお土産を詰め込んで、屋敷へと向かいました。その日も慎吾は玄関で待っていました。慎吾が和さんを迎える時の表情はいつも変わりません。待ちわびていた事を、嬉しそうな笑顔が伝えてくれました。その変わらない慎吾の想いに、嬉しさと、しかし少しの後ろめたさとを感じるのでした。
初めて、慎吾を抱いたのは高校二年の秋でした。慎吾の事を好きでした。しかしその日から、慎吾に対する気持ちは和さんの中で一部内容の違うものに変化していました。それは、こいつを繋ぎとめておく為なら何だってしてやるいう、どす黒い感情でした。
慎吾で部室に二人きりになると、背後から急に抱きしめました。甘く名前を読んで、こちらを向かせ、髪に手を差し込んで深く口付けました。腰に手をやり、より身体を引き寄せました。その後ぼうっとしている慎吾の頭をあやすように撫で、帰るかと、優しく言いました。慎吾はただ頷いていました。
誰もいない家に呼んだ時は、再び慎吾を抱きました。大事に扱い、熱っぽく好きだと囁きました。お前程大事なものは無いのだと、態度でずっと示してきました。そうして自分しか見えないように仕向けようとしました。心の隙を突くように、ふとした瞬間に、これでもかと見せ付けるかのように愛情を注ぎ込みました。自分無しではいられないように。
初めての時に、確かに慎吾は自分の手に落ちてきたと感じていましたが、駄目押しのように何度も繰り返しやりました。まるで親離れする子供の自立心を削ぐように、自分という存在から離れられない恋人に仕立てようと、そんな状況に追い込もうとしました。
慎吾はいつだって和さんを見ていました。大好きだと、例え親に反対されようが、殆ど会えない日々でさえ乗り越えて、今も和さんの事をただただ好きでいるのでした。
慎吾は最初から和さんのことをとても好きでいたのは間違いありませんでした。しかし和さんはそこに黒く染まった自分の感情でもって更に慎吾をからめ取ろうとしました。慎吾が今も一途に和さんを好きでいるのは、そのせいなのか、それとも本来の慎吾の好意から来るものなのか分かりませんでしたが、おそらく両方だろうと和さんは考えていたのでした。
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暫くと言いつつ二日空けて再開…。
>「慎吾と和己は同居する」が、いまいち需要が無さげです。
これまでのシリーズの本から徐々に、より文章らしいものをと意識して書いていたつもりなのですが、もしや逆に退化していたのかと心配になってきました。
小説とかってホント分かりません。イラストだったらまだ、あ、ここが変だ!と後からでも気付いたり出来るのですが。正に手探りです。
来年の三人誌用の話しにしても、苦戦してる割に面白くなかったりして…という不安の種が、沢山頭に植え付けられてるだけじゃなく、発芽しまくりなのですが。
何事に関しても、私は最初が一番テンション高くて、徐々に下がっていくっぽい傾向にあるので、それが自分の残念な点なんですよね。もう下がるとどうにもならなくて。
なんか愚痴日記みたいになってますね。すみません。
>お慎
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あれから、二年が経ちました。相変わらず和さんは、三ヶ月に一度の日を心待ちにして過ごす日々を送っています。慎吾もまた、同様でした。
和さんは三回生になり、季節は十月を迎えていました。今日は慎吾に会いに行く日です。いつもどおり、バックパックに自分の書いた日記とお土産を詰め込んで、屋敷へと向かいました。その日も慎吾は玄関で待っていました。慎吾が和さんを迎える時の表情はいつも変わりません。待ちわびていた事を、嬉しそうな笑顔が伝えてくれました。その変わらない慎吾の想いに、嬉しさと、しかし少しの後ろめたさとを感じるのでした。
初めて、慎吾を抱いたのは高校二年の秋でした。慎吾の事を好きでした。しかしその日から、慎吾に対する気持ちは和さんの中で一部内容の違うものに変化していました。それは、こいつを繋ぎとめておく為なら何だってしてやるいう、どす黒い感情でした。
慎吾で部室に二人きりになると、背後から急に抱きしめました。甘く名前を読んで、こちらを向かせ、髪に手を差し込んで深く口付けました。腰に手をやり、より身体を引き寄せました。その後ぼうっとしている慎吾の頭をあやすように撫で、帰るかと、優しく言いました。慎吾はただ頷いていました。
誰もいない家に呼んだ時は、再び慎吾を抱きました。大事に扱い、熱っぽく好きだと囁きました。お前程大事なものは無いのだと、態度でずっと示してきました。そうして自分しか見えないように仕向けようとしました。心の隙を突くように、ふとした瞬間に、これでもかと見せ付けるかのように愛情を注ぎ込みました。自分無しではいられないように。
初めての時に、確かに慎吾は自分の手に落ちてきたと感じていましたが、駄目押しのように何度も繰り返しやりました。まるで親離れする子供の自立心を削ぐように、自分という存在から離れられない恋人に仕立てようと、そんな状況に追い込もうとしました。
慎吾はいつだって和さんを見ていました。大好きだと、例え親に反対されようが、殆ど会えない日々でさえ乗り越えて、今も和さんの事をただただ好きでいるのでした。
慎吾は最初から和さんのことをとても好きでいたのは間違いありませんでした。しかし和さんはそこに黒く染まった自分の感情でもって更に慎吾をからめ取ろうとしました。慎吾が今も一途に和さんを好きでいるのは、そのせいなのか、それとも本来の慎吾の好意から来るものなのか分かりませんでしたが、おそらく両方だろうと和さんは考えていたのでした。
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暫くと言いつつ二日空けて再開…。
>これまで全くノーマルな状態で置いていた拍手に、初めてお礼絵らしきものを置いてみました。お礼絵というよりも、ただ描けたものを置いただけみたいな…感じなんですけど。そして何故か春日部ですが。
和さんと慎吾はいつも描いているので、別のキャラクターを。旬ですし。
>アフタ読みました。
榛名、あっさり改心した模様。阿部の苦悩の日々を無くしてあげて!
会った時は、阿部に全然罪悪感的なものは無かったというのに。
過去は全く振り返らないのかしら。
ところで、葵のアンダースローシーンがあって嬉しかったです。
後は高橋君に打ってほしいです。
>ツタヤで色々借りてみました。半額だったので。
たまたまラジオで流れてきたレッ/ド・ツェ/ッペ/リンの St/ai/rw/ay to H/eav/enが凄く良いなと思ってアルバム借りてみました。凄く良いです。
久しぶりに聴いたS/UM/41は、イントロからしてセルフカバーアルバムかと思ってしまったり。いくらなんでも似すぎだと。
後はF/oo F/igh/tersを。気に入った曲があったので。他はどうなのか聴いてみないと分からないですが。
そして、DVDはプリ/ズンブ/レ/イクを3枚。ちょっとだけ人間関係的なものが分かった気がしました。ス/ク/レ良いな!
>追記
24日16時に拍手を下さった方
拍手コメント有難うございました!またそのうち更新出来るようになればと思っています。またどうぞよろしくお願いいたします~(^^)
和さんと慎吾はいつも描いているので、別のキャラクターを。旬ですし。
>アフタ読みました。
榛名、あっさり改心した模様。阿部の苦悩の日々を無くしてあげて!
会った時は、阿部に全然罪悪感的なものは無かったというのに。
過去は全く振り返らないのかしら。
ところで、葵のアンダースローシーンがあって嬉しかったです。
後は高橋君に打ってほしいです。
>ツタヤで色々借りてみました。半額だったので。
たまたまラジオで流れてきたレッ/ド・ツェ/ッペ/リンの St/ai/rw/ay to H/eav/enが凄く良いなと思ってアルバム借りてみました。凄く良いです。
久しぶりに聴いたS/UM/41は、イントロからしてセルフカバーアルバムかと思ってしまったり。いくらなんでも似すぎだと。
後はF/oo F/igh/tersを。気に入った曲があったので。他はどうなのか聴いてみないと分からないですが。
そして、DVDはプリ/ズンブ/レ/イクを3枚。ちょっとだけ人間関係的なものが分かった気がしました。ス/ク/レ良いな!
>追記
24日16時に拍手を下さった方
拍手コメント有難うございました!またそのうち更新出来るようになればと思っています。またどうぞよろしくお願いいたします~(^^)
>たまたま新聞で、ミニパソコンの記事を読んでいました。こういうのがあれば遠出した先のホテルなんかで使えたりして便利なんだろうなとか。でも安くて小さいだけに難もあるようで、したらノートパソコンが一番いいんだろうけど…と思い、やっぱり考え付くのはM/acB/ook A/ir ですよ。
もうもう、アップルさんはホントに購買欲をそそる商品を持ってくるなぁと。買えませんけど。
>お慎
------------------------------------
”一時間ぐらい待たされて、やたらと物々しい式典が始まった。大広間に居並ぶのは全国の有力組長と幹部が何十人も。威圧感が半端無い。一般人が間違って紛れ込もうもんなら間違いなくチビるレベル。ちょっとでも礼儀を失するような行動を取ったり、そう見なされようもんなら、ひと悶着起こったりする。今の時代はまだマシらしいけど。絶対面倒だからこういう所には関わりたくなかったのに。すげえ疲れる。主に精神面が”
”もう経済的に自立出来てんだからヤクザなんか辞めりゃ良いのに”
最後に、慎吾の本音かと思える一文で最後は締めくくられていました。和さんも、もしそうなったら少しは慎吾と乗り越える塀が低くなるのになと思いつつ、それでも男同士という大きな壁は依然、でんと構えている事を、忘れる事は出来ませんでした。
日々を過ごす中で、和さんは毎日日数を数えます。慎吾に会えるまで、後51日。慎吾に会えるまで、後50日。それはとてもとても先の長いカウントダウンでした。しかし数えずにはいられません。また、こんな風にも考えます。365日の中で、慎吾に会えるのはたった4日だと。
『一年に四回しか会えねぇんだぜ?何だよそれ…有り得ねぇ』
今になって、慎吾の言葉が甦ります。和さんは、三ヶ月に一度は会える、と前向きに考えたつもりでした。しかし慎吾の方がより現実的に考えていたのかもしれないとさえ思いました。
三ヶ月に一回って事は、1/92日って事だ、いや違う。一日とは言っても、実際に一緒にいるのは午前九時から午後九時までだ。つまり半日だ。1/184って事だ。和さんは、そんな風に思います。会えない時間が、身を切るように辛く感じることもありました。そんな時は慎吾の日記を読み返します。慎吾も頑張っている。自分がヘタれている訳には行かない。この提案に慎吾を巻き込んだのは自分なのだから、と。
------------------------------------
一旦ここで一区切りとさせて頂きます。この後はいくつかぼやっと考えてたりするのですが、どうやったら上手くいくのやら…とちょっと悩んでたりです。
もうもう、アップルさんはホントに購買欲をそそる商品を持ってくるなぁと。買えませんけど。
>お慎
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”一時間ぐらい待たされて、やたらと物々しい式典が始まった。大広間に居並ぶのは全国の有力組長と幹部が何十人も。威圧感が半端無い。一般人が間違って紛れ込もうもんなら間違いなくチビるレベル。ちょっとでも礼儀を失するような行動を取ったり、そう見なされようもんなら、ひと悶着起こったりする。今の時代はまだマシらしいけど。絶対面倒だからこういう所には関わりたくなかったのに。すげえ疲れる。主に精神面が”
”もう経済的に自立出来てんだからヤクザなんか辞めりゃ良いのに”
最後に、慎吾の本音かと思える一文で最後は締めくくられていました。和さんも、もしそうなったら少しは慎吾と乗り越える塀が低くなるのになと思いつつ、それでも男同士という大きな壁は依然、でんと構えている事を、忘れる事は出来ませんでした。
日々を過ごす中で、和さんは毎日日数を数えます。慎吾に会えるまで、後51日。慎吾に会えるまで、後50日。それはとてもとても先の長いカウントダウンでした。しかし数えずにはいられません。また、こんな風にも考えます。365日の中で、慎吾に会えるのはたった4日だと。
『一年に四回しか会えねぇんだぜ?何だよそれ…有り得ねぇ』
今になって、慎吾の言葉が甦ります。和さんは、三ヶ月に一度は会える、と前向きに考えたつもりでした。しかし慎吾の方がより現実的に考えていたのかもしれないとさえ思いました。
三ヶ月に一回って事は、1/92日って事だ、いや違う。一日とは言っても、実際に一緒にいるのは午前九時から午後九時までだ。つまり半日だ。1/184って事だ。和さんは、そんな風に思います。会えない時間が、身を切るように辛く感じることもありました。そんな時は慎吾の日記を読み返します。慎吾も頑張っている。自分がヘタれている訳には行かない。この提案に慎吾を巻き込んだのは自分なのだから、と。
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一旦ここで一区切りとさせて頂きます。この後はいくつかぼやっと考えてたりするのですが、どうやったら上手くいくのやら…とちょっと悩んでたりです。
先週、父がスノータイヤに付け替え始めた為、私も少しだけ手伝ったのですが。
どう考えても早すぎるわけですよ。通りがかった近所のおばちゃんにも、「早いわねぇ~」って言われましたよ。凄い同感ですよ。
たしかに数日後に雪は降ったものの、すぐ溶けましたよ。
タイヤの空気圧が低かったので、冷たい雨の降る中、セルフスタンドで空気入れてきました。手とか超冷たかったです…。
>お慎
------------------------------------
”オカマは午前中に3時間きっかりで勉強会を切り上げて、会社へ午後出勤する。お昼からがようやく気を抜ける時間だ。のんびり昼飯を食ってたらいきなり引退したはずのじいちゃんが手に木刀を持ってパシーン!て障子を開けてきてビビった。いつまで食ってるんだとかって言われて道場に連れてかれて、剣道の真似事らしきことをさせられた。こちとらずっと野球しかしてこなかったのに、なにをどうすればいいのかさっぱり分からない。何かと怒鳴られて、やたらめったら打ち込まれて痣になった。マジで助けて”
ちょいちょい慎吾のヘルプが入ってくるな…と思いつつ、あちらはあちらで大変そうだな、とも思う和さんでした。
”今日は高島組の先代の命日だから、親父と兄貴が大阪まで行く。かと思ったらオレまで連れてかれた。勘弁してほしい。あんなヤクザばっかり何百人も集まるところに行きたくない。どいつもこいつもきな臭くて血生臭くて、挙句に前科持ちだったり現在進行形で犯罪者だったりする”
高島組というのは、ただの一般人である和さんでさえ聞いたことのある名でした。日本最大の暴力団組合です。そんな名前が出てきた事、また、慎吾の家も関わっているのかという点に驚かされます。極道の事は分からないことだらけでした。
”高島組に着いたら、横山組の組長(50代のオッサン。パンチパーマにグラサン、縦縞のダブルスーツにヒゲっていうベッタベタのヤクザ。時代に取り残されすぎ)がなれなれしく声を掛けてきた。随分と景気がいいという話を聞いてますよ、とか、このご時世に羨ましい、だとか言ってきた後、オレに随分立派になったなぁ、とか言ってきた。知らねーっつの。挙句、ウチの娘と丁度いい年頃で、とか言い出した。マジ勘弁してくれ。コイツ似の娘ってどんなだよ”
また凄い事になってきてるな…とさすがに慎吾の身が案じられるのでした。
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どう考えても早すぎるわけですよ。通りがかった近所のおばちゃんにも、「早いわねぇ~」って言われましたよ。凄い同感ですよ。
たしかに数日後に雪は降ったものの、すぐ溶けましたよ。
タイヤの空気圧が低かったので、冷たい雨の降る中、セルフスタンドで空気入れてきました。手とか超冷たかったです…。
>お慎
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”オカマは午前中に3時間きっかりで勉強会を切り上げて、会社へ午後出勤する。お昼からがようやく気を抜ける時間だ。のんびり昼飯を食ってたらいきなり引退したはずのじいちゃんが手に木刀を持ってパシーン!て障子を開けてきてビビった。いつまで食ってるんだとかって言われて道場に連れてかれて、剣道の真似事らしきことをさせられた。こちとらずっと野球しかしてこなかったのに、なにをどうすればいいのかさっぱり分からない。何かと怒鳴られて、やたらめったら打ち込まれて痣になった。マジで助けて”
ちょいちょい慎吾のヘルプが入ってくるな…と思いつつ、あちらはあちらで大変そうだな、とも思う和さんでした。
”今日は高島組の先代の命日だから、親父と兄貴が大阪まで行く。かと思ったらオレまで連れてかれた。勘弁してほしい。あんなヤクザばっかり何百人も集まるところに行きたくない。どいつもこいつもきな臭くて血生臭くて、挙句に前科持ちだったり現在進行形で犯罪者だったりする”
高島組というのは、ただの一般人である和さんでさえ聞いたことのある名でした。日本最大の暴力団組合です。そんな名前が出てきた事、また、慎吾の家も関わっているのかという点に驚かされます。極道の事は分からないことだらけでした。
”高島組に着いたら、横山組の組長(50代のオッサン。パンチパーマにグラサン、縦縞のダブルスーツにヒゲっていうベッタベタのヤクザ。時代に取り残されすぎ)がなれなれしく声を掛けてきた。随分と景気がいいという話を聞いてますよ、とか、このご時世に羨ましい、だとか言ってきた後、オレに随分立派になったなぁ、とか言ってきた。知らねーっつの。挙句、ウチの娘と丁度いい年頃で、とか言い出した。マジ勘弁してくれ。コイツ似の娘ってどんなだよ”
また凄い事になってきてるな…とさすがに慎吾の身が案じられるのでした。
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