だらだらと。
最近は本当に日が沈むのが早いですよね。五時にはもう真っ暗ですよ。
ところで先日、運転中に凄く綺麗でくっきりとした虹が出来てるのに気付いて、虹なんて観るの何年ぶりだろって思いました。しかも本当に綺麗だったんですよ。
車を降りてから撮ったんですけどもう結構消えかかっちゃってて残念でした。見えたときは端から端までしっかりと出来てたので。
自然にあんなものが出来るなんて不思議ってなぐらいに綺麗でした。

>お慎
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「これ、日記な」
「おう。オレのはこれ」
互いに部屋で日記を交換しあいます。
「今回のも凄かったよお前のは。日々何かかしらあって。オレにはやや刺激が強いっつーかな」
「そー?屋敷からあんま出てねーしさ。んな面白いもんでも無いかと思ってたけど」
「いや、全然オレのよりすげーよ。まあ、環境が環境だしなぁ。あ、それでこれは今回の土産な」
そう言うと和さんは、木彫りの牛の置物を差し出しました。
「…あのさ、前から言ってっけど、土産持って来る必要ねえし。どっか旅行行ったわけでもねんだからよ。しかもいっつもチョイスが意味不明なんだよ」
「んな事ねーぞ。来年は丑年だからな。だから牛の置物なんだよ。飾っとけよ、これも」
「オレの部屋が段々土産物屋みてーになってきてんだよ。なあ、見てみろよ。あそこの棚の上の空間だけ浮いてっだろ?すげカオスだろ?」
毎回和さんは律儀に何かを持参していたので、今や棚の上は様々な民芸品で一杯でした。
「そうか~?まあ、とにかく置いとくな」
(全然聞いてねえよな、人の話。マジで)
「それでどうなんだ。相変わらず続いてんのか。例のオカマ家庭教師とは」
「おい、言い方に気をつけてくれよ。続いてるとか。付き合ってんじゃねーんだから。…まぁ、相変わらずしごかれてるよ。日記に書いたけど」
「そうか」
「でもオカマでも、有能っつーのは事実なんだよなぁ。オレどうも、殆ど会社だけ手伝わされるみてーなんだよ。まぁ、ヤクザ業務なんて今やあってないようなもんだし」
「オレはそれで良かったと思うよ。お前が危険な事に関わって無いならそれに越した事無いからな」
「やっぱ兄貴が担当するんだろうなって思うんだけどさ。年に二、三回の会合も結局親父と兄貴だけで行く事多いし。…てかさ、そろそろ良い?」
そう言うと慎吾はそろそろと距離を近づけてきて、ぽすっと和さんの身体に寄りかかるのでした。和さんも背中に腕を回します。
「和己の匂いがする」
「お前いっつも言ってるぞ、それ」
少し笑いつつ頭を撫でます。
「だって久しぶりだから。いっつもそう。だから匂いとか確かめるっつーか」
和さんは更に少し力を加えて、ぎゅうっと慎吾を抱きしめました。慎吾の首筋に額をすり寄せます。
「後、五ヶ月だ」
「うん」
「辛かったり寂しかったら、遠慮なく言えよ。日記に書いたりとか」
「寂しいのはいっつも寂しい。それと不安、だった。四年もあったら、和己が来なくなる日が来るんじゃないかとか」
「馬鹿な事言ってんな」
「…うん」
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ところで先日、運転中に凄く綺麗でくっきりとした虹が出来てるのに気付いて、虹なんて観るの何年ぶりだろって思いました。しかも本当に綺麗だったんですよ。
車を降りてから撮ったんですけどもう結構消えかかっちゃってて残念でした。見えたときは端から端までしっかりと出来てたので。
自然にあんなものが出来るなんて不思議ってなぐらいに綺麗でした。
>お慎
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「これ、日記な」
「おう。オレのはこれ」
互いに部屋で日記を交換しあいます。
「今回のも凄かったよお前のは。日々何かかしらあって。オレにはやや刺激が強いっつーかな」
「そー?屋敷からあんま出てねーしさ。んな面白いもんでも無いかと思ってたけど」
「いや、全然オレのよりすげーよ。まあ、環境が環境だしなぁ。あ、それでこれは今回の土産な」
そう言うと和さんは、木彫りの牛の置物を差し出しました。
「…あのさ、前から言ってっけど、土産持って来る必要ねえし。どっか旅行行ったわけでもねんだからよ。しかもいっつもチョイスが意味不明なんだよ」
「んな事ねーぞ。来年は丑年だからな。だから牛の置物なんだよ。飾っとけよ、これも」
「オレの部屋が段々土産物屋みてーになってきてんだよ。なあ、見てみろよ。あそこの棚の上の空間だけ浮いてっだろ?すげカオスだろ?」
毎回和さんは律儀に何かを持参していたので、今や棚の上は様々な民芸品で一杯でした。
「そうか~?まあ、とにかく置いとくな」
(全然聞いてねえよな、人の話。マジで)
「それでどうなんだ。相変わらず続いてんのか。例のオカマ家庭教師とは」
「おい、言い方に気をつけてくれよ。続いてるとか。付き合ってんじゃねーんだから。…まぁ、相変わらずしごかれてるよ。日記に書いたけど」
「そうか」
「でもオカマでも、有能っつーのは事実なんだよなぁ。オレどうも、殆ど会社だけ手伝わされるみてーなんだよ。まぁ、ヤクザ業務なんて今やあってないようなもんだし」
「オレはそれで良かったと思うよ。お前が危険な事に関わって無いならそれに越した事無いからな」
「やっぱ兄貴が担当するんだろうなって思うんだけどさ。年に二、三回の会合も結局親父と兄貴だけで行く事多いし。…てかさ、そろそろ良い?」
そう言うと慎吾はそろそろと距離を近づけてきて、ぽすっと和さんの身体に寄りかかるのでした。和さんも背中に腕を回します。
「和己の匂いがする」
「お前いっつも言ってるぞ、それ」
少し笑いつつ頭を撫でます。
「だって久しぶりだから。いっつもそう。だから匂いとか確かめるっつーか」
和さんは更に少し力を加えて、ぎゅうっと慎吾を抱きしめました。慎吾の首筋に額をすり寄せます。
「後、五ヶ月だ」
「うん」
「辛かったり寂しかったら、遠慮なく言えよ。日記に書いたりとか」
「寂しいのはいっつも寂しい。それと不安、だった。四年もあったら、和己が来なくなる日が来るんじゃないかとか」
「馬鹿な事言ってんな」
「…うん」
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