だらだらと。
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「小さい頃はあんなに可愛かったのに…」
やがて慎吾は成長します。月に一度程度しか家に戻らない悟にとっては、それがとても早いように感じられたのでした。
慎吾が十歳になった頃、久しぶりに遊園地に行こうかと悟が誘うと、友達と約束してるとすげなく断られたのでした。
『てゆーか、今時親と遊園地とかいかねーし』
そう言ってさっさと出て行ってしまいました。
「もう僕はあまりの豹変ぶりにどうしていいのかと思ったよ」
「第一次反抗期ですよ、あなた」
冷静に一子は教えます。
「中学に上がったら上がったで野球ばっかりするようになって。しかも彼女まで出来たとかいうから家に連れておいで、って優しく言ったのに」
『こんな家連れてこれるわけねーじゃん。馬鹿みてえ』
慎吾はいっそう冷め切った目で吐き捨てたのでした。
「僕はただ立ち尽くすしか出来なかったよ…」
思い出したのか、涙を少し溜めて弱弱しく言います。
「第二次反抗期ですよ、あなた」
「でも、高校に上がってからようやく落ち着いて、いつの間にか身長も伸びて、あぁこれで男同士の話も出来るななんて思っていたのにだよ?」
高校を卒業したと思ったら何と、図体の大きな男の恋人を連れてきたのでした。
「この時ばかりは天地がひっくり返るぐらいの衝撃を受けたよ。正直、あの男を海に沈めても良いぐらいの出来事だと思った。というより父親としてやるべきなんじゃないかってね」
「まぁ、驚くのは分かりますけど。私だってさすがに度肝を抜かれましたし。でも父親として海に沈めるって発想は一般的ではありませんよ」
悟の発言に突っ込みつつも、やはりその時ばかりは表面上冷静に装っていた一子でさえ、常識から逸脱した状況に、戸惑いを覚えていたのでした。
「それでも時間というのは偉大ですね。二人の気持ちを見極める為に設けた四年間でしたけど、同時に私達が冷静に考える猶予期間でもあったんだと思います。これだけ強く想い合っているのなら、これ以上口を挟む事も無いんじゃないかと思えるんですよ」
しかし、これには悟は反論します。
「一子さんはそんな風に思えるかもしれないけど、僕は納得できないな。その後の河合の不遜な行動は何だ。勝手にウチに入社を決めて、しれっと報告して、こっちの怒りが頂点に達すると、すかさず慎吾を思うが為だみたいなしおらしい態度と言葉で丸め込もうとする。でもやってる事はこっちに喧嘩を売ってるようなもんだっただろう!」
「私には策士振りを寧ろ褒めているように聞こえますよ」
「褒めてない!」
ムキになって言い返します。
「でも、河合さんの働きぶりは真面目ですよ」
「それもヤツの作戦なんだ!」
すると、ふう、と一子は溜息を付きました。
「あなた、悔しいだけなんでしょ。慎吾を取られたみたいで」
「悪いか!」
「悪くないですよ」
くすくすと楽しそうに一子は笑うのでした。
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>先日は思ったとおりの筋肉痛に見舞われまして。
今は大分元通りになりました。
ですが今日は張り切って手作り餃子とか作ってたら疲れました。
>昨日ジャンプを立ち読みしたら、ア/イシー/ルド21が打ち切られてたのでびっくりしました。確かに随分後ろの位置に掲載されてるな…とは思ってましたが、長い間ジャンプの一戦力として安定していただけに。そんなに人気がガタ落ちしたのかと。
そして蛭魔の父親等々については判明したのかどうかが気になります。そこ解決して無いとちょっと無いだろ…と思うのですが。
>バ/クマ/ン。も大分後ろの位置にありましたし。
まぁ内容(というか展開?)が地味なんですかね…。好きなんですけど。
エイジのキャラが、最初こそなんだこりゃと思いましたけど、可愛くていいキャラに育ってるなと。
>ジャンプは知らないマンガが気付いたら沢山あって、もう全然分かりません。
>お慎
長々と書いてると段々、伏線とか設定を忘れそうになります。
>和さん誕生日をスルーしちゃってましたが、おめでと~
「小さい頃はあんなに可愛かったのに…」
やがて慎吾は成長します。月に一度程度しか家に戻らない悟にとっては、それがとても早いように感じられたのでした。
慎吾が十歳になった頃、久しぶりに遊園地に行こうかと悟が誘うと、友達と約束してるとすげなく断られたのでした。
『てゆーか、今時親と遊園地とかいかねーし』
そう言ってさっさと出て行ってしまいました。
「もう僕はあまりの豹変ぶりにどうしていいのかと思ったよ」
「第一次反抗期ですよ、あなた」
冷静に一子は教えます。
「中学に上がったら上がったで野球ばっかりするようになって。しかも彼女まで出来たとかいうから家に連れておいで、って優しく言ったのに」
『こんな家連れてこれるわけねーじゃん。馬鹿みてえ』
慎吾はいっそう冷め切った目で吐き捨てたのでした。
「僕はただ立ち尽くすしか出来なかったよ…」
思い出したのか、涙を少し溜めて弱弱しく言います。
「第二次反抗期ですよ、あなた」
「でも、高校に上がってからようやく落ち着いて、いつの間にか身長も伸びて、あぁこれで男同士の話も出来るななんて思っていたのにだよ?」
高校を卒業したと思ったら何と、図体の大きな男の恋人を連れてきたのでした。
「この時ばかりは天地がひっくり返るぐらいの衝撃を受けたよ。正直、あの男を海に沈めても良いぐらいの出来事だと思った。というより父親としてやるべきなんじゃないかってね」
「まぁ、驚くのは分かりますけど。私だってさすがに度肝を抜かれましたし。でも父親として海に沈めるって発想は一般的ではありませんよ」
悟の発言に突っ込みつつも、やはりその時ばかりは表面上冷静に装っていた一子でさえ、常識から逸脱した状況に、戸惑いを覚えていたのでした。
「それでも時間というのは偉大ですね。二人の気持ちを見極める為に設けた四年間でしたけど、同時に私達が冷静に考える猶予期間でもあったんだと思います。これだけ強く想い合っているのなら、これ以上口を挟む事も無いんじゃないかと思えるんですよ」
しかし、これには悟は反論します。
「一子さんはそんな風に思えるかもしれないけど、僕は納得できないな。その後の河合の不遜な行動は何だ。勝手にウチに入社を決めて、しれっと報告して、こっちの怒りが頂点に達すると、すかさず慎吾を思うが為だみたいなしおらしい態度と言葉で丸め込もうとする。でもやってる事はこっちに喧嘩を売ってるようなもんだっただろう!」
「私には策士振りを寧ろ褒めているように聞こえますよ」
「褒めてない!」
ムキになって言い返します。
「でも、河合さんの働きぶりは真面目ですよ」
「それもヤツの作戦なんだ!」
すると、ふう、と一子は溜息を付きました。
「あなた、悔しいだけなんでしょ。慎吾を取られたみたいで」
「悪いか!」
「悪くないですよ」
くすくすと楽しそうに一子は笑うのでした。
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>先日は思ったとおりの筋肉痛に見舞われまして。
今は大分元通りになりました。
ですが今日は張り切って手作り餃子とか作ってたら疲れました。
>昨日ジャンプを立ち読みしたら、ア/イシー/ルド21が打ち切られてたのでびっくりしました。確かに随分後ろの位置に掲載されてるな…とは思ってましたが、長い間ジャンプの一戦力として安定していただけに。そんなに人気がガタ落ちしたのかと。
そして蛭魔の父親等々については判明したのかどうかが気になります。そこ解決して無いとちょっと無いだろ…と思うのですが。
>バ/クマ/ン。も大分後ろの位置にありましたし。
まぁ内容(というか展開?)が地味なんですかね…。好きなんですけど。
エイジのキャラが、最初こそなんだこりゃと思いましたけど、可愛くていいキャラに育ってるなと。
>ジャンプは知らないマンガが気付いたら沢山あって、もう全然分かりません。
>お慎
長々と書いてると段々、伏線とか設定を忘れそうになります。
>和さん誕生日をスルーしちゃってましたが、おめでと~
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