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だらだらと。
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>明石家サンタを録画したのですが、テープが巻き戻っていなくて録画に失敗しました…。最初の三十分のみでしたよ、観れたの。
でも電話トークはやっぱり一般人との話になるんで、テンポが悪いなぁと。
もうちょっとテンポ良く話せたら、鐘も成り易い気がしないでもないんですが。



>お慎
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「そりゃあ、嬉しいに決まってるけど。でも、誰にも見られないってのが前提だからな?」
「分かってるって。ていうかさ、スーツじゃん。脱がしたい。ネクタイとか取りたい」
本当に分かっているのかと言いたくなりました。
「なぁ慎吾、帰って来る時に気付いたんだけど、前庭の桜が散り始めちゃってたんだよ」
「…桜?」
急に別の話題を振られて、思い切り怪訝な顔になりました。
「完全に散っちゃう前に、ちょっと見物したいと思ったんだ。お前と」
「オレと?…いーけどさー」
ヤる気満々で来たらしい慎吾はやや不満げでしたが、二人で辺りを気にしつつ部屋を出、前庭に出たのでした。

「慎吾、ちょっと桜の前に立ってみてくれ」
「何で」
「良いから」
言われるがまま、慎吾はライトアップされた桜の前に立ちます。花びらが舞い散る中に立つ慎吾は、着ているものこそ違いましたが、四年前の別れ際の光景そのままでした。和さんは目を細めて、慎吾を眺めます。
「やっぱり、良いな」
「何か言った?」
「お前さ、結構似合うよ。桜が。何だろうな、佇まいっていうかな。環境が環境だからか知らないけど、似合う。雰囲気があるっていうか」
「ふぅん?」
「四年前も思ったんだ。凄く良いと思った。羽織を着てさ、お前がオレを振り返ってこっちを見た時、お前が腹を括ったんだって分かった。その顔が、今まで見たことの無い顔だったから、少し圧倒されたんだ。…綺麗だった」
「…何だよ、告白かよ」
オレが好きでしょうがないんだろ。などと笑いつつも、少し照れた風でした。
「そうだな、告白だ。惚れ直した」
「……」
あまりにあっさり認められてしまって、照れの方が上回り、慎吾は何も言えなくなってしまいました。
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