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だらだらと。
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 暫くして、怒涛の年末がやってきました。まずはクリスマス会です。その日は意地で仕事を終わらせ、慌てて会社を後にします。「彼女と約束でもあるのか?」などと囃し立てられましたが、和己にとって、そんな楽しいイベントでは勿論ありません。

 組に戻るとすぐ食事のセッティングから座布団の用意、ツリーの飾りつけ、ビンゴゲームの商品の用意など、忙しく動き回ります。勿論他の組員も手伝いますが、やはり一番働かねばならない立場です。実際に会が始まった頃には組員の中で一番疲労の色を濃くしていました。
 後は適当に食べていよう、と末席でのんびりしていましたが、こういった場でそういうわけにも行かないのが現実でした。酒の酌をされ、返杯をし、と何かと落ち着きません。またこのクリスマス会は組の中で人気があるのか、非常勤組員も参加し、総勢五十人以上が広間に集まっていたのでした。

 クリスマス会は深夜に及び、しかしまだまだ終わる気配がありませんでした。疲労と酒のダブルパンチでダウン寸前の和己は、広間の角に凭れ掛かって天井の辺りを、焦点が定まらないまま眺めていました。
「和己」
誰かが呼んだ、とぼうっとする頭で反応し、近くに焦点を合わせると、こちらを覗き込んでいる一吾の顔がありました。
「大丈夫か。もう下がっていいぞ。ご苦労だったな」
その言葉は天使の声に聞こえました。辛うじて礼を言い、フラフラになりながら広間を後にしたのでした。

 着替えるのも、歯を磨くのも面倒臭い、とにかく早く横になりたい。そんな思いで部屋の扉を開けると、何故か布団が既にしかれており、しかもそこで横になっていたのは慎吾でした。
「おっせーよ。待ってたのによ」
慎吾の文句も右から左へ通り抜けていきます。上着を脱ぎ、掛け布団をめくって潜り込みます。
「狭い」
慎吾が待っていたことに対しては全くの無反応で、文句だけを短く言うと、そのまま寝入ろうとします。
「ちょ、おい!寝んなよテメ」
「……」
既に返事も返ってきません。これでは何の為に待っていたのか分からない、と慎吾は一人憤慨します。その時でした。
「おお~い和己ィ!!」
酔っ払いの大声が襖の外から聞こえてきたのでした。
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>大/奥の新刊を読みました。
面白いですが、内容はどうしても暗くならざるを得ないので、そろそろ吉宗ベースの話に戻って欲しいな、と思ってたら出てきてくれて嬉しかったです。

ちなみにア/イシ/ールド21新刊は地元本屋に置いてなくて残念でした。珍しくないですけど、明日には置いてて欲しいなと。最終回は本誌で呼んだので、書き下ろしを楽しみにしてます。描かれてなかった色々が見れたら嬉しいんですが。
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