忍者ブログ
だらだらと。
| Admin | Res |
<< 04  2024/05  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    06 >>
[502]  [501]  [500]  [499]  [498]  [497]  [496]  [495]  [494]  [493]  [492
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

----------------------------------------------------
 和己が組へ入ってから、丸一年が過ぎていました。慎吾とは組員の目に付かないように逢瀬を重ね、順調に行っていました。ですが時折、隣で眠る慎吾を見ていると思うのでした。
「(コイツは麻薬だなぁ。一回覚えると忘れられない。オレはもうすっかり中毒みたいなものだ。コイツを嵌めたつもりが、実は嵌められてたのかも知れねえな)」
寝床での色っぽい様子とは打って変わって、眠りに付くとその表情はとてもあどけないのでした。そして起きると甘えてくるのです。ずっとこうしていたいと、離れがたいと言いたげに。
「(オレは計算して嵌めた。お前はどうなんだ。計算なんて言わねぇよな)」
 和己の複雑な胸中を他所に、慎吾の寝顔はどこまでも健やかなのでした。


 それはとある日の土曜でした。和己はいつも通り早起きをし、廊下の雑巾がけを熱心に行なっていました。一日ではとても終わらないため、土日に分けて行なっているのですが、それでも信じられないほどの重労働です。下手をすると現役で野球をやっていた頃よりもハードなのではないかと思うほどでした。ちなみに慎吾からは以前、”イイ身体してる”との感想も漏らされました。体力のある今はまだいいものの、もしこれを何年後、何十年後もやらなければならなかったとしたら出来るだろうか、とつい考えます。島崎組では今や新入りを入れていないという話だったので、そうすると和己はずっと下っ端仕事をやらなければならないという事になってしまうのです。
 将来への不安を感じつつ、バケツで雑巾を固く絞っていると、廊下の五十メートル程先から慎吾が舎弟を伴って歩いてくるのが見えました。そこですかさず立ち上がって脇に避けます。「ご苦労様です」と声をかけ、頭を下げ、慎吾達が通り過ぎるのを待ちます。珍しく組関連の用事だろうかと思った時、慎吾の携帯が鳴りました。歩きながら慎吾は携帯を取り出してフラップを開き、応答しました。
「山ちゃん?!」
その声に、和己も反応しました。下げていた頭をついうっかり上げて、慎吾を見てしまったほどです。
「ちょ、待って。いやだから、今ちょっとマズイって」
慎吾は焦りながら和己の方を振り返りました。何事かと見返します。慎吾は「掛け直すから」と短く言って切り、「来てくれ」と和己に声を掛けて強引に腕を引っ張ったのでした。
----------------------------------------------------

もう暫く終わりそうにありません。100まで行ったらどうしよう…。


>エクセルのテキストを見ていると、初歩ではあるけど知らなかった機能なんかも載っているので参考になります。でも使わないとすぐ忘れてしまいそうです。
それにしても世間ではオフ/ィスソフトは2003verがメジャー(?)のようで、2002は少しマイナーなのが残念です。ウチが2002なので。試験でも2003しか使えませんでした。まぁ、殆ど変わらないので良いんですけど…。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
Mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ表示(チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
夜桜慎吾68     HOME     夜桜慎吾66
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析

Powered by Ninja Blog    Material by mococo    Template by Temp* factory
Copyright (c)3足のワラジ All Rights Reserved.


忍者ブログ [PR]