だらだらと。
>同棲本
印刷所さんの方からは未だ連絡がありません。確認てそんな時間がかかるものなのかな…。
通販の方も、まだ出来ない状態です。すみません。
取りあえず書店さんの方には販売開始を一旦とストップしてもらうようお願いしました。でも結局、何も無く終わりそうな気もするんですよね。
何かもういいや、とか思い始めちゃってます。
お慎はストックが切れたので、行き当たりばったり的な展開になりそうな予感がします…。ていうか、これを楽しんでくれる方がいるのか心配になる今日この頃です。文章がどうにも稚拙ですみません。
>お慎
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それから五分ほどして、慎吾のお兄さんが姿を現しました。
「河合君、久しぶり」
「ひ、久しぶりです。何というか、挨拶もしなくてすみません。お邪魔してます」
それまで慎吾に色々やっていた事の後ろめたさから、どもり気味に、かつ下手に出ている和さんでした。
「そんな畏まらなくていいから。ていうかごめんね急に。河合君が来てるっていうから、久しぶりに会ってみようと思って」
「来なくていいっつってんだろ」
「そんな、こちらこそホントすみません」
「どう?半年経ったけど。やっぱしんどい?」
「それは、凄くしんどいです。やっぱり好きですから…会えないって、凄く…大変な事なんだと思いました。好きでさえいれば、会えなくてもきっと大丈夫だなんて、経験してないから言えたのかもしれません。それでも、オレは最後までやり遂げるつもりですし、そうじゃなきゃ駄目なんです」
正座で背筋をぴんと伸ばし、拳を握り締めつつも、決意を固めた表情で、そう語る和さん。
「そっか。強いなぁ、河合君は」
「いえ、そんな」
「慎吾なんて、よくぼーっとしたりしてんだけど、そんな時いっつも君の事考えてるしさ。この間なんか、マンガみたいに、廊下の柱に頭ぶつけてたんだよ。笑えるでしょ」
「ちょ、てめ言うなっつったろーが!」
「君の事がどうにも好きなんだなって思ったよ」
「……」
和さんは少し、顔を俯かせました。
「つーかマジでもう行けよ!オレらの時間無くなんだろ」
そう慎吾に急き立てられて、お兄さんは部屋を出て行きました。
「和己…どうかした?」
俯いたままの和さんに、慎吾が声をかけます。
「いや、何でもねえ。やっぱお兄さんは威厳があるなと思った。雰囲気に圧されちまったなぁ」
「そうか?」
「そうだよ」
その後、残されたわずかな時間を過ごしつつ、惜しみつつも再び二人は別れました。
「どうだった?二人の様子は」
広い座敷で、花を活けつつ訊ねる慎吾母。
「そうですね、健気に頑張っているようですよ」
「まだ一年目ですからね」
「このまま四年間、頑張るかもしれませんよ。…もしかすると逆効果だったのでは?障害があって逆に盛り上がってしまう事になるかも」
「それが分かるのはまだ先の話でしょう。時間というのは思いの他大きい障害ですからね。特に若い人には。冷めてしまうのに十分な時間だわ」
「…そうですか」
「貴方はどうなの。どうなれば良いと思ってるの」
「結局、慎吾が幸せならそれで良いんですよ。ただ、別れたほうが幸せなのか、別れない方が幸せなのかはまだ判断がつきかねますが」
「普通は、別れた方が最終的には幸せだと思うのではないの?」
「それは、二人次第ですかね。見守りますよ、取りあえずはね。そういう事でしょう?」
「…そうね」
パッチン、と音を立てて大きな牡丹の花の茎を水切りし、慎吾母は花器に活けるのでした。
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印刷所さんの方からは未だ連絡がありません。確認てそんな時間がかかるものなのかな…。
通販の方も、まだ出来ない状態です。すみません。
取りあえず書店さんの方には販売開始を一旦とストップしてもらうようお願いしました。でも結局、何も無く終わりそうな気もするんですよね。
何かもういいや、とか思い始めちゃってます。
お慎はストックが切れたので、行き当たりばったり的な展開になりそうな予感がします…。ていうか、これを楽しんでくれる方がいるのか心配になる今日この頃です。文章がどうにも稚拙ですみません。
>お慎
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それから五分ほどして、慎吾のお兄さんが姿を現しました。
「河合君、久しぶり」
「ひ、久しぶりです。何というか、挨拶もしなくてすみません。お邪魔してます」
それまで慎吾に色々やっていた事の後ろめたさから、どもり気味に、かつ下手に出ている和さんでした。
「そんな畏まらなくていいから。ていうかごめんね急に。河合君が来てるっていうから、久しぶりに会ってみようと思って」
「来なくていいっつってんだろ」
「そんな、こちらこそホントすみません」
「どう?半年経ったけど。やっぱしんどい?」
「それは、凄くしんどいです。やっぱり好きですから…会えないって、凄く…大変な事なんだと思いました。好きでさえいれば、会えなくてもきっと大丈夫だなんて、経験してないから言えたのかもしれません。それでも、オレは最後までやり遂げるつもりですし、そうじゃなきゃ駄目なんです」
正座で背筋をぴんと伸ばし、拳を握り締めつつも、決意を固めた表情で、そう語る和さん。
「そっか。強いなぁ、河合君は」
「いえ、そんな」
「慎吾なんて、よくぼーっとしたりしてんだけど、そんな時いっつも君の事考えてるしさ。この間なんか、マンガみたいに、廊下の柱に頭ぶつけてたんだよ。笑えるでしょ」
「ちょ、てめ言うなっつったろーが!」
「君の事がどうにも好きなんだなって思ったよ」
「……」
和さんは少し、顔を俯かせました。
「つーかマジでもう行けよ!オレらの時間無くなんだろ」
そう慎吾に急き立てられて、お兄さんは部屋を出て行きました。
「和己…どうかした?」
俯いたままの和さんに、慎吾が声をかけます。
「いや、何でもねえ。やっぱお兄さんは威厳があるなと思った。雰囲気に圧されちまったなぁ」
「そうか?」
「そうだよ」
その後、残されたわずかな時間を過ごしつつ、惜しみつつも再び二人は別れました。
「どうだった?二人の様子は」
広い座敷で、花を活けつつ訊ねる慎吾母。
「そうですね、健気に頑張っているようですよ」
「まだ一年目ですからね」
「このまま四年間、頑張るかもしれませんよ。…もしかすると逆効果だったのでは?障害があって逆に盛り上がってしまう事になるかも」
「それが分かるのはまだ先の話でしょう。時間というのは思いの他大きい障害ですからね。特に若い人には。冷めてしまうのに十分な時間だわ」
「…そうですか」
「貴方はどうなの。どうなれば良いと思ってるの」
「結局、慎吾が幸せならそれで良いんですよ。ただ、別れたほうが幸せなのか、別れない方が幸せなのかはまだ判断がつきかねますが」
「普通は、別れた方が最終的には幸せだと思うのではないの?」
「それは、二人次第ですかね。見守りますよ、取りあえずはね。そういう事でしょう?」
「…そうね」
パッチン、と音を立てて大きな牡丹の花の茎を水切りし、慎吾母は花器に活けるのでした。
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