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だらだらと。
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>ツタヤに行ったら宇/宙/兄/弟が一冊ずつしか置いて無くて、しかもレンタル中で借りられませんでした…。とりあえずス/ティ/ー/ルボー/ルランを借りて読みました。面白かったです。戦闘シーンは正直よくわかんないんですが、ルーシーの話や、過去話が面白いです。ところで、ジャイ/ロのギャグに対して、とことんジ/ョニィは適当に流すというスタンスなんでしょうか。あの無表情さからして。


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そうこうしている内に九時を回ってしまいました。名残惜しい気持ちは二人とも一杯でしたが、門外まで慎吾は和さんを見送ります。そして最後、ぼそりと言いました。
「また、三ヵ月後来てくれよ?」
「当たり前だろーがこの馬鹿!」
軽く和己の頭をはたき、唇に軽いキスを落として、和さんは島崎組の屋敷を後にしたのでした。


再び、慎吾に合えない寂しい日々が始まりました。しかし寂しがってばかりはいられません。きちんと前の向いて突き進まなければいけないと、会いたい時は日記を書いて気を紛らわしたり、勉強に勤しんだりして時を過ごしていきました。
会った時に、慎吾に凄いと言われたくて、テスト勉強に必死に取り組んだり、課題に取り掛かったりしました。
その内段々と、慎吾の為に何が出来るだろうと考え始めます。幸いな事に和さんは経済学部だったので、慎吾が仕事に携わる時は、何かの役に立てるかもしれないと思ったりもしました。
今自分がしている事は、慎吾の為になり、慎吾の為になるという事は自分の為にもなる事だと考え、一層猛勉強に励むのでした。
そうして再び、三ヶ月がたちました。前回ほどではないものの、相変わらず長かった日々に溜息を何度も付きましたが、ようやくその日を迎えることが出来ました。
いまや十月、前回会った時は夏でした。こんな風に長かったら、本当に気持ちが萎えてしまう事があるのかもしれないとまでうっかり考えてしまうのでした。自分には無くても、例えば慎吾の方が。
そんな考えを慌てて打ち消し、前回と同じようにデイバックを担ぎ、屋敷へと向かいます。

丁度九時に呼び鈴を鳴らし、門が開くと、なんと目の前に慎吾がいました。この前と違い、スーツは着ておらず、白いシャツにブルゾンを着込んでいました。
「和己」
少し照れたように、俯きつつも上目に和さんを見ます。可愛く思い、思わず抱きしめた和さんは三ヶ月ぶりの慎吾の感触に感無量でした。
慎吾もまたしがみつきつつ、「今日は何も無かったから、待ってた」と言いました。
「そっか…」
うっかりそれだけの事に涙ぐみそうになった和さん。涙腺が弱くなっちまったのかなと自嘲します。
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