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だらだらと。
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>車ではなく、運動のためにあえて自転車に乗って買い物に行ってみました。
帰り道はティッシュボックス五箱セット二つを籠に入れ、肩に鞄を掛け、ハンドルにエコバッグをぶら下げて走行してました。まるで昭和のおばちゃんのような事になってましたが。
昔は後輪に荷台付きがデフォルトでしたよね。あれとロープがその時はほしいとか思いました。ていうか、無理してティッシュボックス二つも買うなという…


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慎吾は黒いスーツに身を包んでおり、パーカーとジーンズ姿でデックパックを担いでいる和さんとはまるで別次元の人間のように見えました。
近寄っていいものか、しばし考えてしまい、立ちすくんでいる和さんに、少しずつ歩み寄る慎吾。
十メートル程の距離まで近づいた所で慎吾が立ち止まり、顔を俯むかせると心細げな声を発しました。
「和己、オレの事まだ好き…?」
びっくりして慎吾の顔を凝視する和さん。慎吾の顔は不安に彩られていました。
「あ、あたり前だろが!だからここにいんだろが!」
慌てて駆け寄る和さん。
「マジで?」
「マジだこの野郎、この馬鹿!」
「良かった」
はにかむ姿に、三ヶ月という時間は和さんだけでなく慎吾にとっても凄く長かった事を思い知らされました。
「なぁなぁ、中、入れよ。間に合ってよかった。オレ今日ちょっと用事あったんだけど慌てて帰ってきたんだよ」
「ちょっと早く来すぎちまったかな」
「全然!今日一日だけじゃん。長い時間一緒にいてぇし」
屋敷内に入り、早速慎吾の部屋へ。

しっかり部屋の戸を閉め鍵もかけてから和己に向かい合う慎吾。
「鍵、かかるんだな」
「うん」
「……慎吾、お前不安だったのか?オレがお前の事好きじゃなくなるとか思ってたのか」
するとうなだれる慎吾。
「だって長いじゃん、3ヶ月って。長すぎ。有り得ねえ。オレはこんな屋敷にいるけど、和己は大学通ってて、色んな出会いもあるし。会えない時間って人の想いとか薄れさせるのに十分だと思った。遠距離恋愛が上手くいかないのって結局そういう事だろ?会えないって結構な障害だって改めて思ったんだよ。しかも連絡取り合う手段も何も無えとか…。」
「……」
「もしさ…もし、好きじゃなくなっても、そん時は言ってくれよ。言ってくれたらオレちゃんと、理解すっから」
「慎吾」
「だって仕方ねえと思うんだよ。自然の摂理っつーか、そういうのだってあんだよきっと」
「慎吾、もう言うな。んな泣きそうな顔して言うな。それこそ有り得ねえからな。どんだけこっちが寂しかったと思ってんだ。お前の顔を見たかった。辛くてマジで泣くかと思ったんだからな」
「…」
「自分から言い出しといて、情けないけどな。ごめんな慎吾。辛かったな」
「う、ん」
頭を撫でられて、和さんに寄り添う慎吾。
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甘ったるくなってきたかな…
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