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だらだらと。
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>秋の空はホント堪らんですね。およそ四時半から五時にかけて、空の雲がまっ黄色から真っ赤に変わり、その雲の色と模様がとても良かったです。
写真写真、と焦りましたが走行中で、障害物の無いスポットまで行くのに時間がかかり、ようやく撮った頃には大分ピークを過ぎてしまっていて曇り空が多くを占めちゃってましたが…。
 

では、お慎です。

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その後、二人は出来る限りイチャイチャベタベタして久しぶりの再会を心行くまで堪能しました。
それから暫くして、「そういえば」と和さんがデイバックから何かを取り出しました。
「ナニコレ」
和さんの手にあったのは、コケシでした。
「いやな、お前に何か土産でもと思ってな。何が良いのかと思ったんだけど、お前の部屋っつーか屋敷が純和風だろ?和室に合うものって何だろうって 考えて、考えすぎて悩んだ挙句辿り着いたのがコケシだった」
「意味わかんねぇ。別に和物に拘らなくて良いし」
「やっぱ、赤べこの方が良かったか?実は迷ったんだよなぁ。でもほら、時折寂しくなった時にこれをオレだと思って癒してくれたら良いかなって。心を」
「癒されねえ。間違いなく。お前のセンスが全然分かんねえ」
「まあこれは、この辺にでも飾っておいてくれ」
勝手に棚の上にコケシを飾る和さん。
「何か怖えんだけど。夜とか、こっち見てそうで」
「そんでな、もう一つあんだよ」
慎吾の話の一切をスルーさせて次に和さんが取り出したのは、大学ノートでした。
「これな、日記。オレさ、暇があるとついお前の事考えてて。今何してるんだろうな~ってそんな事ばっかりな。んで、お前ももしかしたらそうかもしれないって思って、日々の出来事とか書きとめてみた。ちょっとは寂しさとか紛れんじゃないかと思って」
「マジで。これ嬉しい。読む読む。すげえ読むし!」
テンションが上がった慎吾は、パラパラとページをめくります。
「恥ずかしいから、後で読んでくれよ。それと、日記っつっても2、3日に一度ぐらいしか書いてねえし」
「うん」
そうして、大事そうに机にしまうと、「オレも書く」と言い出した慎吾。
「大学通ってるお前と違ってこれといった出来事とかねーけどさ、あった事とか思ったこととか書くから」
「何か交換日記みたいだな」
「すげえアナログ。でも嬉しい。だって手書きじゃん。メールよりも全然嬉しいし」
慎吾は大いに気を取り直し、テンションも俄然上がったようでした。
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