だらだらと。
>今日は色々あってぐったりと疲れました…。
>先ほどまで、フィギュアのエキシビジョン観てました。その後のサ/ンデース/ポーツも。真/央ちゃんかわいい… 着物イイ… ってなりましたよ。ほんわかした感じがいいです。
>お慎
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『和己に会いたい』
日記には稀に、そんな一言が添えられることがありました。本当は、胸に渦巻いているそれを、少しだけ日記にこぼしているのだと思いました。それを目にするたび、自分も会いたい、こんな目に遭わせてすまないと、そんな強い気持ちに襲われていました。それでも何とか、ここまでやってきたのだと、後暫くの辛抱なのだと自らに言い聞かせます。そして、たった一日会える日には、出来るだけ慎吾を安心させようと努めていました。また同時に、目一杯の愛情を注ぐのでした。
そんな和さんが、トイレに立った時の事でした。慎吾の部屋に戻ろうと廊下を歩いていると、中庭の池の淵に座り込んでいるスーツ姿の男性がいました。最初は組員の人かとも思いましたが、それにしては線が細く、極道の屋敷には不似合いな様子でした。ぼうっとした様子で鯉に餌をやっているようでしたが、ふと天を見上げたかと思うと、横を振り返りました。和さんと目が合います。
年は三十代後半ほどに見えました。一見してサラリーマンのようで、やはり場所に不釣合いな感じがしました。とにかく目が合ってしまったので和さんは会釈をします。男性は暫し和さんをじっと見た後、「君は見た事無いな。誰かな」と尋ねます。
組員には基本的に和さんの事は、慎吾の友人とだけ伝えられていました。
「友達、です。あの、慎吾君の」
少々動揺しつつもそう返しましたが、男性は少し首を傾げました。
「慎吾の友達がここにいるなんて変だな。友達がここに来るかな」
男性は立ち上がると、庭から廊下へと上がってきました。
「僕は父です。慎吾の」
そう言って、手を差し出してきました。驚愕しつつも、慌てて手を差し出して握手し、名乗りました。
「あの、河合、と申します」
慎吾の父といえば、組長のはずでした。想像していた人物とは随分と印象が違っていたので面食らっていました。
「良かったら後でまた、話聞かせてくれるかな。何も聞いていないもんだから」
にっこり笑って、慎吾の父は去っていきました。
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慎吾の父登場です。島崎家の家族を次から次へと捏造してますが、どうしても出てくるのでご容赦頂ければ。
>先ほどまで、フィギュアのエキシビジョン観てました。その後のサ/ンデース/ポーツも。真/央ちゃんかわいい… 着物イイ… ってなりましたよ。ほんわかした感じがいいです。
>お慎
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『和己に会いたい』
日記には稀に、そんな一言が添えられることがありました。本当は、胸に渦巻いているそれを、少しだけ日記にこぼしているのだと思いました。それを目にするたび、自分も会いたい、こんな目に遭わせてすまないと、そんな強い気持ちに襲われていました。それでも何とか、ここまでやってきたのだと、後暫くの辛抱なのだと自らに言い聞かせます。そして、たった一日会える日には、出来るだけ慎吾を安心させようと努めていました。また同時に、目一杯の愛情を注ぐのでした。
そんな和さんが、トイレに立った時の事でした。慎吾の部屋に戻ろうと廊下を歩いていると、中庭の池の淵に座り込んでいるスーツ姿の男性がいました。最初は組員の人かとも思いましたが、それにしては線が細く、極道の屋敷には不似合いな様子でした。ぼうっとした様子で鯉に餌をやっているようでしたが、ふと天を見上げたかと思うと、横を振り返りました。和さんと目が合います。
年は三十代後半ほどに見えました。一見してサラリーマンのようで、やはり場所に不釣合いな感じがしました。とにかく目が合ってしまったので和さんは会釈をします。男性は暫し和さんをじっと見た後、「君は見た事無いな。誰かな」と尋ねます。
組員には基本的に和さんの事は、慎吾の友人とだけ伝えられていました。
「友達、です。あの、慎吾君の」
少々動揺しつつもそう返しましたが、男性は少し首を傾げました。
「慎吾の友達がここにいるなんて変だな。友達がここに来るかな」
男性は立ち上がると、庭から廊下へと上がってきました。
「僕は父です。慎吾の」
そう言って、手を差し出してきました。驚愕しつつも、慌てて手を差し出して握手し、名乗りました。
「あの、河合、と申します」
慎吾の父といえば、組長のはずでした。想像していた人物とは随分と印象が違っていたので面食らっていました。
「良かったら後でまた、話聞かせてくれるかな。何も聞いていないもんだから」
にっこり笑って、慎吾の父は去っていきました。
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慎吾の父登場です。島崎家の家族を次から次へと捏造してますが、どうしても出てくるのでご容赦頂ければ。
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