だらだらと。
>一昨日は、友達と公園内のスターバックスで会っていたのですが、帰ろうとした所、車の鍵を閉じこんでしまった事が判明。(十年は乗ってるスターレットで、キーレスエントリーとかじゃない)
家までは車で45分ほどあり途方にくれました…。
友人は全く正反対の場所に住んでいるのですが、送ってくれて事なきを得ました。あり難や。
が、少々体調が悪く、更に車酔いも加わって帰り着く頃にはぐったりで。
次の日、電車と徒歩で車を取りに行ったわけですが、何とエンジンがかからず…。
JAFに来てもらって帰ることは出来たんですが、帰り道を間違えて帰り着くまでに凄く時間を要してしまって更にぐったりで。
色々大変でした。
>お慎
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日が落ち、そろそろ七時になろうかという頃、木下君が、組長がお呼びだから夕飯を一緒に食べるようにと伝えにきました。
とうとう来た、とまるで赤紙が来たかのごとく震える和さんと、面倒臭えな、と呟く慎吾が共に、広間に向かいました。
何畳あるのかも分からないような広間には、既に慎吾の父、母、兄が揃っていました。また、どこぞの料亭の懐石のごとき食事も並べられていました。
「あぁ河合君、慎吾、座って座って」
慎吾の父は気さくに声を掛けてきます。既に話は伝わっているだろうと思い、和さんは戦々恐々としていましたが、その親しげな様子に心の重石がごろごろと転がり落ちたような気がしました。
また気が軽くなると、周りを観察する余裕も出てきました。例えば慎吾の父はとても若く、端正な顔立ちのインテリ系といった感じでした。瞼が重そうなあたりは、慎吾の兄や慎吾に似ているようです。慎吾の母は相変わらず、凄みのある美しさです。思わず緊張してしまいそうな程の厳しい雰囲気をまとっています。
食事はそのまま、和やかな雰囲気で始まりました。
「河合君は、野球部の主将をやってたんだよね?」
「はい」
「実は一回だけこっそり、試合を見に行った事があったんだよ。秋大会だったんだけど。いや~あの時の君は格好良かったなぁ。こう的確に指示を出したり、ランナー刺したり。かと思えばヒットも打つし」
「…恐縮です」
どこぞの芸能レポーターのような返事を返します。
「ところで河合君は、いつ知ったの。ウチの家の事情」
「あ、その、卒業してから慎吾と連絡が取れなくなって。それで心配になって、こちらに訊ねてきてしまいました」
「そっかー。慎吾はこれまで誰にも話してこなかったし。それは一吾もだけど。でも心配してわざわざ来てくれるなんてな。今だってこうして家に来てくれて。慎吾、いくらなんでも突然連絡を絶ったりしたら駄目だろ。友達思いの河合君を心配させるみたいな事して」
え?と和さんが思った瞬間、慎吾の母が静かに口を開きました。
「あなた、河合さんは友達ではありませんよ」
「?友達じゃない、って?チームメイトって事か?」
「そうではないんです。慎吾と河合さんは高校時代にお付き合いをしていたようですよ」
「は?」
この時、和さんの頭は真っ白でした。と同時に、一旦転がって無くなったはずの心の重石が天からドスドスと落ちてきたような感覚に陥っていました。
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家までは車で45分ほどあり途方にくれました…。
友人は全く正反対の場所に住んでいるのですが、送ってくれて事なきを得ました。あり難や。
が、少々体調が悪く、更に車酔いも加わって帰り着く頃にはぐったりで。
次の日、電車と徒歩で車を取りに行ったわけですが、何とエンジンがかからず…。
JAFに来てもらって帰ることは出来たんですが、帰り道を間違えて帰り着くまでに凄く時間を要してしまって更にぐったりで。
色々大変でした。
>お慎
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日が落ち、そろそろ七時になろうかという頃、木下君が、組長がお呼びだから夕飯を一緒に食べるようにと伝えにきました。
とうとう来た、とまるで赤紙が来たかのごとく震える和さんと、面倒臭えな、と呟く慎吾が共に、広間に向かいました。
何畳あるのかも分からないような広間には、既に慎吾の父、母、兄が揃っていました。また、どこぞの料亭の懐石のごとき食事も並べられていました。
「あぁ河合君、慎吾、座って座って」
慎吾の父は気さくに声を掛けてきます。既に話は伝わっているだろうと思い、和さんは戦々恐々としていましたが、その親しげな様子に心の重石がごろごろと転がり落ちたような気がしました。
また気が軽くなると、周りを観察する余裕も出てきました。例えば慎吾の父はとても若く、端正な顔立ちのインテリ系といった感じでした。瞼が重そうなあたりは、慎吾の兄や慎吾に似ているようです。慎吾の母は相変わらず、凄みのある美しさです。思わず緊張してしまいそうな程の厳しい雰囲気をまとっています。
食事はそのまま、和やかな雰囲気で始まりました。
「河合君は、野球部の主将をやってたんだよね?」
「はい」
「実は一回だけこっそり、試合を見に行った事があったんだよ。秋大会だったんだけど。いや~あの時の君は格好良かったなぁ。こう的確に指示を出したり、ランナー刺したり。かと思えばヒットも打つし」
「…恐縮です」
どこぞの芸能レポーターのような返事を返します。
「ところで河合君は、いつ知ったの。ウチの家の事情」
「あ、その、卒業してから慎吾と連絡が取れなくなって。それで心配になって、こちらに訊ねてきてしまいました」
「そっかー。慎吾はこれまで誰にも話してこなかったし。それは一吾もだけど。でも心配してわざわざ来てくれるなんてな。今だってこうして家に来てくれて。慎吾、いくらなんでも突然連絡を絶ったりしたら駄目だろ。友達思いの河合君を心配させるみたいな事して」
え?と和さんが思った瞬間、慎吾の母が静かに口を開きました。
「あなた、河合さんは友達ではありませんよ」
「?友達じゃない、って?チームメイトって事か?」
「そうではないんです。慎吾と河合さんは高校時代にお付き合いをしていたようですよ」
「は?」
この時、和さんの頭は真っ白でした。と同時に、一旦転がって無くなったはずの心の重石が天からドスドスと落ちてきたような感覚に陥っていました。
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