だらだらと。
>19日に拍手コメントくださった方。
ブログの更新を楽しみにしてくださっているとの事で有難うございます!そろそろ一旦一区切りをつけようと思っているのですが、まずはそれまで頑張ろうと思います。
>お慎
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部屋で一人になると、和さんは真っ先に慎吾に携帯をかけました。
「…何」
「慎吾、ごめんな。本当にごめん」
「……おれは、お前にこっちに来てほしく無かった」
「お前がそう思うだろうってのは、分かってた。なのに相談もなしに決めちまって、本当に悪かった。だけど、お前の身近な所に、近い位置に居たかった。誰よりも。お前が考えてるより、オレはお前に対して必死なんだ。親父さん…組長にはああ言ったけど、本当は誰にも譲りたくないし、ずっと縛り付けておきたい」
「んな事しなくても、ずっと好きだよ。そんな事分かってると思ってた。だから、四年間だってずっと耐えてきたんだろ」
「…そうだな」
「もういい」
「慎吾」
「もう、どっちにしろ決まっちまった事だ。一旦こっちに来たら、もう簡単には戻れない。そういうとこだから」
「分かってる」
「…じゃあ」
慎吾が携帯を切ってしまいました。慎吾がまだ許してくれていないようで、距離が開いてしまったようで和さんは不安になります。あまりに突然で、簡単に受け入れて貰えないかもしれないとは考えていましたが、思っていたよりも慎吾はこの事態を重く受け止めているようでした。
その夜、持ってきた荷物を片付け終え、共同風呂に入って歯も磨き、後は寝るだけとなった状態で、和さんは布団に寝転びながら思い悩みます。
ずっと慎吾と共に居るために取った行動が、失敗だったのかと。しかし大学生活が残り一年を切った時点でもう考えていたことでした。就職活動ではあらかじめ慎吾から情報を得、会社に入る事を決めていましたし、その後の事も徐々に決心を固め、実行に移した事でした。しかしそれは慎吾にとってはとても受け入れられない事だったのかと心配になります。不安で心臓のあたりがぎゅうっと締め付けられるような感じさえありました。
時刻は十一時を回り、部屋は久保という男が言っていたようにとても寒いところでした。あらかじめよこしてくれた(粗野なところはあるものの根は良い人物のようです)掛け布団をもう一つ上に重ね、今は何も考えずに寝ようと思いました。明日からはこの屋敷から会社へ出勤する事になります。寝坊は禁物でした。
と、ごんごん、と控えめに襖がノックされました。久保さんだろうか、と襖を開けると、そこには慎吾がいたのでした。
「慎吾。…どうした?」
「……」
俯いていて何も言わない慎吾を取り合えず、寒いだろうと中へ入れます。
「まだ、」
「ん?」
何か小さく慎吾が呟きました。
「まだ触ってない。三ヶ月ぶりなのに。ずっと待ってたのに。張り切ってお前を迎えにまで行ったのに、まだ全然触ってない…。お前が」
その慎吾はまるで、泣き出しそうな小さな子供のようでした。
「お前が突然組に入るとか言い出して、ばたばたしたから。…お前は平気なのかよ。おれずっと」
瞬間、慎吾を抱きしめました。力を籠めて。
「ごめんな」
「謝ってばっかじゃん」
「そうだな、ごめんな」
後はただ二人とも無言で抱き合うのでした。
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ブログの更新を楽しみにしてくださっているとの事で有難うございます!そろそろ一旦一区切りをつけようと思っているのですが、まずはそれまで頑張ろうと思います。
>お慎
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部屋で一人になると、和さんは真っ先に慎吾に携帯をかけました。
「…何」
「慎吾、ごめんな。本当にごめん」
「……おれは、お前にこっちに来てほしく無かった」
「お前がそう思うだろうってのは、分かってた。なのに相談もなしに決めちまって、本当に悪かった。だけど、お前の身近な所に、近い位置に居たかった。誰よりも。お前が考えてるより、オレはお前に対して必死なんだ。親父さん…組長にはああ言ったけど、本当は誰にも譲りたくないし、ずっと縛り付けておきたい」
「んな事しなくても、ずっと好きだよ。そんな事分かってると思ってた。だから、四年間だってずっと耐えてきたんだろ」
「…そうだな」
「もういい」
「慎吾」
「もう、どっちにしろ決まっちまった事だ。一旦こっちに来たら、もう簡単には戻れない。そういうとこだから」
「分かってる」
「…じゃあ」
慎吾が携帯を切ってしまいました。慎吾がまだ許してくれていないようで、距離が開いてしまったようで和さんは不安になります。あまりに突然で、簡単に受け入れて貰えないかもしれないとは考えていましたが、思っていたよりも慎吾はこの事態を重く受け止めているようでした。
その夜、持ってきた荷物を片付け終え、共同風呂に入って歯も磨き、後は寝るだけとなった状態で、和さんは布団に寝転びながら思い悩みます。
ずっと慎吾と共に居るために取った行動が、失敗だったのかと。しかし大学生活が残り一年を切った時点でもう考えていたことでした。就職活動ではあらかじめ慎吾から情報を得、会社に入る事を決めていましたし、その後の事も徐々に決心を固め、実行に移した事でした。しかしそれは慎吾にとってはとても受け入れられない事だったのかと心配になります。不安で心臓のあたりがぎゅうっと締め付けられるような感じさえありました。
時刻は十一時を回り、部屋は久保という男が言っていたようにとても寒いところでした。あらかじめよこしてくれた(粗野なところはあるものの根は良い人物のようです)掛け布団をもう一つ上に重ね、今は何も考えずに寝ようと思いました。明日からはこの屋敷から会社へ出勤する事になります。寝坊は禁物でした。
と、ごんごん、と控えめに襖がノックされました。久保さんだろうか、と襖を開けると、そこには慎吾がいたのでした。
「慎吾。…どうした?」
「……」
俯いていて何も言わない慎吾を取り合えず、寒いだろうと中へ入れます。
「まだ、」
「ん?」
何か小さく慎吾が呟きました。
「まだ触ってない。三ヶ月ぶりなのに。ずっと待ってたのに。張り切ってお前を迎えにまで行ったのに、まだ全然触ってない…。お前が」
その慎吾はまるで、泣き出しそうな小さな子供のようでした。
「お前が突然組に入るとか言い出して、ばたばたしたから。…お前は平気なのかよ。おれずっと」
瞬間、慎吾を抱きしめました。力を籠めて。
「ごめんな」
「謝ってばっかじゃん」
「そうだな、ごめんな」
後はただ二人とも無言で抱き合うのでした。
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>お慎でもし本を作ったら、ビジュアル的に凄く楽しくなりそうだなと思うんですが、これで本というのはどうなのかなとも思うわけです。思いつきで書いていますし。会話文ばかりですしね…。でも、和風な素材とか、スーツな慎吾とか和さんとか楽しそうだなと。でもオリキャラとかマイ設定の慎吾家族とかも出てきてしまうわけで。うーん、微妙かなぁと。
>お慎
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そして次の日、一吾と和さんとの間で杯が交わされました。簡略化されたものという事でしたが、それでも数人の組員と慎吾が見守る中、一吾が杯に注がれた酒を飲み、更にその杯を和さんが受け取って飲み干しました。
「じゃあ、これから宜しく頼む。皆も、河合の事を面倒見てやってくれ。色々と分からないこともあるだろうからな」
「はい」
そうして一吾と、他の組員が一人を残して部屋を後にしました。その残った組員が、声をかけてきました。
「オレは久保っつうもんだ。分かんねえ事があったらオレに聞けよ」
そして付いて来いと言うので、和さんは部屋に残ったままの慎吾を振り返りつつも付いて行きました。
廊下を歩いている間、どこかその久保という男には見覚えがある気がして記憶を探っていた和さんですが、ようやく思い出しました。
確か、初めてこの屋敷に訪れた際、慎吾と顔を合わせた部屋で、スリッパを投げつけられていた人物でした。
「あの」
「何だ」
「久保さんは、慎吾…さんに付いてらっしゃるんですか?」
「ん…?そうだ。何で知ってんだ」
「四年ほど前に、慎吾さんと一緒の部屋にいるのを見かけた事が」
「…あ?お前、あん時のガキか!坊ちゃんと抱き合ってたヤツか」
抱き合ってた、の台詞に一瞬冷や汗が噴出しそうになりましたが、「そうです」と努めて冷静に返します。
「坊ちゃんのダチだからって関係ねえからな。これからは立場をわきまえて行動しろよ」
「はい」
そして連れて行かれたのは、屋敷の玄関に近い所にある六畳一間の座敷でした。
「今日からここがお前の部屋だ。ぶっちゃけすげー寒いからな。布団は二重にかけるぐらいで丁度いいぐらいだ。一応ヒーターもあるけど」
「はい」
「いいか、まず組長や姉さん、一吾さんや坊ちゃん、それに幹部あたりがお戻りになったらすぐに玄関の外に出て『御勤めご苦労様です!』って出迎えろ。それと、インターホンの対応もしろよ。殆ど来ねーけどな。それとお前は平日は出勤って聞かされてっから土日だけになるけど、朝は六時に起きて玄関掃除。それにトイレ掃除に風呂掃除に洗濯もな。そしてこの長~い廊下を雑巾がけだ。はっきり言って部屋の掃除まで手が回んねーからそれはしなくていい。終わったら電話番しとけ。滅多にかかってこねえけどな」
まるで修行僧のような生活だと思いました。この屋敷が寺並みに広いものだから尚更です。
「荷物は持ってきたか」
「はい、必要なものを取りあえず」
「そうか。なら今日は片付けでもしてろ。ウチの仕事は来週からで良い」
「はい」
「いいか、極道っつーのは、上下関係が絶対だからな。上のモンがやれと言ったらやるんだ。白でも黒といったら黒なんだからな」
「…肝に命じます」
「よし、じゃあ精々頑張れよ」
そう言って久保は部屋を後にしました。
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>お慎
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そして次の日、一吾と和さんとの間で杯が交わされました。簡略化されたものという事でしたが、それでも数人の組員と慎吾が見守る中、一吾が杯に注がれた酒を飲み、更にその杯を和さんが受け取って飲み干しました。
「じゃあ、これから宜しく頼む。皆も、河合の事を面倒見てやってくれ。色々と分からないこともあるだろうからな」
「はい」
そうして一吾と、他の組員が一人を残して部屋を後にしました。その残った組員が、声をかけてきました。
「オレは久保っつうもんだ。分かんねえ事があったらオレに聞けよ」
そして付いて来いと言うので、和さんは部屋に残ったままの慎吾を振り返りつつも付いて行きました。
廊下を歩いている間、どこかその久保という男には見覚えがある気がして記憶を探っていた和さんですが、ようやく思い出しました。
確か、初めてこの屋敷に訪れた際、慎吾と顔を合わせた部屋で、スリッパを投げつけられていた人物でした。
「あの」
「何だ」
「久保さんは、慎吾…さんに付いてらっしゃるんですか?」
「ん…?そうだ。何で知ってんだ」
「四年ほど前に、慎吾さんと一緒の部屋にいるのを見かけた事が」
「…あ?お前、あん時のガキか!坊ちゃんと抱き合ってたヤツか」
抱き合ってた、の台詞に一瞬冷や汗が噴出しそうになりましたが、「そうです」と努めて冷静に返します。
「坊ちゃんのダチだからって関係ねえからな。これからは立場をわきまえて行動しろよ」
「はい」
そして連れて行かれたのは、屋敷の玄関に近い所にある六畳一間の座敷でした。
「今日からここがお前の部屋だ。ぶっちゃけすげー寒いからな。布団は二重にかけるぐらいで丁度いいぐらいだ。一応ヒーターもあるけど」
「はい」
「いいか、まず組長や姉さん、一吾さんや坊ちゃん、それに幹部あたりがお戻りになったらすぐに玄関の外に出て『御勤めご苦労様です!』って出迎えろ。それと、インターホンの対応もしろよ。殆ど来ねーけどな。それとお前は平日は出勤って聞かされてっから土日だけになるけど、朝は六時に起きて玄関掃除。それにトイレ掃除に風呂掃除に洗濯もな。そしてこの長~い廊下を雑巾がけだ。はっきり言って部屋の掃除まで手が回んねーからそれはしなくていい。終わったら電話番しとけ。滅多にかかってこねえけどな」
まるで修行僧のような生活だと思いました。この屋敷が寺並みに広いものだから尚更です。
「荷物は持ってきたか」
「はい、必要なものを取りあえず」
「そうか。なら今日は片付けでもしてろ。ウチの仕事は来週からで良い」
「はい」
「いいか、極道っつーのは、上下関係が絶対だからな。上のモンがやれと言ったらやるんだ。白でも黒といったら黒なんだからな」
「…肝に命じます」
「よし、じゃあ精々頑張れよ」
そう言って久保は部屋を後にしました。
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>お慎(短くてすみません…。)
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「慎吾、怒ってるか、まだ」
「…当たり前だろ」
慎吾の声にはこれまで聞いたことのないほどの怒りが感じられました。
「許してくれ。こうする事しか思いつかなかった。お前の側にいるには」
「何でだよ!普通に付き合えばいいじゃねえか!何でわざわざこっちに来る必要があるんだよ。組にいる限り、色んなものに捕われる。ウチはまだ緩いけど、それでもヤクザなんだよ」
「だけど、お前も歩いてきた道だろ?」
「オレとお前じゃ全然状況が違う!」
何故分からないんだと言いたげに、もどかしそうに慎吾は言います。
しかし和さんには別の思いがありました。
(お前は一癖も二癖もあるように思われてるけど、性根の部分では凄く正直で良いヤツだ。だから、感じなくてもいい責任を感じてる。オレはまたお前を縛ったんだ。お前の為にオレが組に入ったという事実が、お前を縛るんだ。オレの事で責任を感じている限り、お前はオレから離れられないんだ)
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「慎吾、怒ってるか、まだ」
「…当たり前だろ」
慎吾の声にはこれまで聞いたことのないほどの怒りが感じられました。
「許してくれ。こうする事しか思いつかなかった。お前の側にいるには」
「何でだよ!普通に付き合えばいいじゃねえか!何でわざわざこっちに来る必要があるんだよ。組にいる限り、色んなものに捕われる。ウチはまだ緩いけど、それでもヤクザなんだよ」
「だけど、お前も歩いてきた道だろ?」
「オレとお前じゃ全然状況が違う!」
何故分からないんだと言いたげに、もどかしそうに慎吾は言います。
しかし和さんには別の思いがありました。
(お前は一癖も二癖もあるように思われてるけど、性根の部分では凄く正直で良いヤツだ。だから、感じなくてもいい責任を感じてる。オレはまたお前を縛ったんだ。お前の為にオレが組に入ったという事実が、お前を縛るんだ。オレの事で責任を感じている限り、お前はオレから離れられないんだ)
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>宇/宙兄/弟読みました。面白かった!です!>高坂さん
続きが気になるわけですが、三ヶ月サイクルぐらいなんですかね。何かもうすぐ4巻が出るとかで。
>お慎(間が空いてしまってすみません。もうすぐストックが切れそうです…。)
------------------------------------
「河合君を組に入れる事になった」
「マジかよ?!」
驚愕の表情を浮かべる慎吾とは真逆に、和さんは静かに「有難うございます」と頭を下げます。
「何考えてんだよ。っつーか何企んでんだよ」
「まぁ、入れとけば何かと思い通りに動かせるって事だろ。いざとなったら破門にだって出来るわけだし」
「何かヤバイ仕事やらせる気じゃねーだろうな」
「それは無いと思うけどな。舎弟が下手打てば組の看板に傷がつかないとも限らないし。そもそも、そんな事からは手を引いてるだろウチは」
「…つーか、和己も和己だよ。オレに何も相談しねぇであんな事言い出しやがって」
「それは、悪かったと思ってるよ。お前に余計な心配かけさせるだろうってのは分かってるけど、」
「分かってねぇよ!ふざけんな!お前は真っ当に生きてきて、これからもそうするべき人間なのに、経歴にヤクザとか加わっちまったら…」
「慎吾。…悪かった、本当に。それでも側にいたかったんだ」
「……」
「ところで河合君についてだけど、オレの下に入ってもらう事になったから。さすがに慎吾の下に入れるのもどうかって話だしな」
「はい、よろしくお願いいたします」
「まぁ形式的なもんだけど、義兄弟の杯を交わすことになる。明日は日曜だから、やっちまおう。極道は完全な縦社会だから、河合君は組の中では一番下っ端だ。最初は雑用ばっかりやる事になると思う。会社もだから忙しくなるだろうけど」
「はい、頑張らせていただきます」
「慎吾は組長の次男だ。立場的には若衆になる。悪いが他の組員の目に付くような、屋敷内での慎吾との接触はなるべく避けてくれ。ましてタメ口なんてきいてたら示しがつかない」
「はい」
「慎吾も分かってるな」
「……分かってるよ」
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続きが気になるわけですが、三ヶ月サイクルぐらいなんですかね。何かもうすぐ4巻が出るとかで。
>お慎(間が空いてしまってすみません。もうすぐストックが切れそうです…。)
------------------------------------
「河合君を組に入れる事になった」
「マジかよ?!」
驚愕の表情を浮かべる慎吾とは真逆に、和さんは静かに「有難うございます」と頭を下げます。
「何考えてんだよ。っつーか何企んでんだよ」
「まぁ、入れとけば何かと思い通りに動かせるって事だろ。いざとなったら破門にだって出来るわけだし」
「何かヤバイ仕事やらせる気じゃねーだろうな」
「それは無いと思うけどな。舎弟が下手打てば組の看板に傷がつかないとも限らないし。そもそも、そんな事からは手を引いてるだろウチは」
「…つーか、和己も和己だよ。オレに何も相談しねぇであんな事言い出しやがって」
「それは、悪かったと思ってるよ。お前に余計な心配かけさせるだろうってのは分かってるけど、」
「分かってねぇよ!ふざけんな!お前は真っ当に生きてきて、これからもそうするべき人間なのに、経歴にヤクザとか加わっちまったら…」
「慎吾。…悪かった、本当に。それでも側にいたかったんだ」
「……」
「ところで河合君についてだけど、オレの下に入ってもらう事になったから。さすがに慎吾の下に入れるのもどうかって話だしな」
「はい、よろしくお願いいたします」
「まぁ形式的なもんだけど、義兄弟の杯を交わすことになる。明日は日曜だから、やっちまおう。極道は完全な縦社会だから、河合君は組の中では一番下っ端だ。最初は雑用ばっかりやる事になると思う。会社もだから忙しくなるだろうけど」
「はい、頑張らせていただきます」
「慎吾は組長の次男だ。立場的には若衆になる。悪いが他の組員の目に付くような、屋敷内での慎吾との接触はなるべく避けてくれ。ましてタメ口なんてきいてたら示しがつかない」
「はい」
「慎吾も分かってるな」
「……分かってるよ」
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>携帯に全く手馴れてない私ですが、音楽を聴く事を覚えました。まぁ、ヘッドホンは別売りなんですけど。無しで聞くと、正直微妙です。というかnanoがあるので必要無いわけですが。でも着信音にするぜ!と設定しようとしたら、それはまた別の形式に変換しないといけないらしく。メンドクサイ…。
説明書を探しましたが、無くしてしまったらしく見当りません。
また、11月分の請求を見てビックリ。普段なら500円にも届かないパケット代が5000円越えてました…!何が起こったのかしばしパニックに。よく見るとメール代なんですよ。メールなんて2円とかそんなんじゃないの?!と思ったのですが、よくよく考えてみたら、写メールとかを自分のパソコンに送ってたんですね。
これからは写メとか使いこなしちゃうんだぜ、とか調子に乗ってたのが(どんだけ遅れてるの)災いしたようでした。高々100~200kbの画像を十数回程度送ったぐらいであんななるなんて思わないじゃないですか。だってパソコンならタダなんだもん。(定額だからだろ)
携帯ってあれですよね。データ通信量によってパケットってのが計算されるんですよね。この間までいまいちよく判ってませんでした。
パソコンと違って接続時間で料金が変わるわけではないので、携帯って怖い…!みたいになりました。
昔、ISDNに加入していた頃、新しいパソコンのネット接続の設定をしたのですが、誤ってダイアルアップ接続にしてしまい、そのままずっと繋いでいたわけですよ。
したらその月の電話料金が三万を超えてしまった事がありました。(NTTの人から電話がかかってきて、教えてくれて判明)
今回は、その時以来の衝撃でした。
家族割りに入っているので、請求は父に行くんですが、請求書が来る日は正直ちょっと、どうしよう、みたいな…。
携帯に使うメモリーカードは、マイクロSDカードというものらしく、アマゾンで調べたら何と海外メーカーのものが2Gで300円以下でありました…。さすが円高。しかも永久保障。小さすぎて無くしそう。そんだけ小さいのに2G。
で、SDカードアダプターの付いているものを早速購入しました。これをパソコンに挿入すればすぐに画像も移動できます。メールで送る必要もありません…。
重いデジカメを持ち歩かなくても、携帯で結構なんとかなりそうです。
>B.H様
わざわざコメント有難うございます。ご入金は都合の良い日にでも行っていただければ。
オリジナル設定の一子さんも気に入って頂けて嬉しいです(^^)有難うございます。
そろそろストックがなくなりそうですが、またぼちぼち続けていこうと思います。よろしくお願いいたします~
>お慎
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「あいつ、このオレに喧嘩を売りやがった。島崎組組長にだぞ?!ただのハタチそこそこの、カタギのガキが」
悟、一子、一吾が別室で集まっていました。悟がイライラしながら室内を歩き回ります。
「喧嘩を売っているかどうかはともかく、肝は据わっているようですけど」
「何も分かって無いだけだ。極道も、社会の事も、何も分からない無知なガキがいきがりやがって」
「それでも、貴方の会社は採ったわけでしょう。ただの馬鹿では無いのでは?」
「あいつの味方をしてるのか?」
「別に。思ったことを言っているだけですよ」
「だけど厄介なのは慎吾があいつに捕まってる事だ」
「これ以上反対しようものなら、ますます慎吾は私たちに壁を作るでしょうね」
悟は考えます。慎吾の心が捕まっているのも厄介だけれど、和さん自身も要注意かもしれないと。
「よし、入れてやろうじゃないか」
「あなた?」
「組に入れとけば、どうとでも出来る。現実ってものも見えてくるだろ。一吾、あいつに伝えてくるんだ。入れてやるとな。だが許したわけじゃないからな、慎吾との事は」
「分かりました」
「大丈夫かしら」
「何がだ?」
「少なくとも河合さんの意志の強さは並大抵ではありませんでした。それに、普通の人間なら極道と聞いただけで逃げ出すでしょう?なのに、逃げ出すどころか、不敵にも男同士で付き合いたいと正面切って言う相手ですよ」
「分かってないだけだ。いざとなれば慎吾が庇ってくれるとでも思ってるんだろう」
「……それなら良いんですけど」
------------------------------------
説明書を探しましたが、無くしてしまったらしく見当りません。
また、11月分の請求を見てビックリ。普段なら500円にも届かないパケット代が5000円越えてました…!何が起こったのかしばしパニックに。よく見るとメール代なんですよ。メールなんて2円とかそんなんじゃないの?!と思ったのですが、よくよく考えてみたら、写メールとかを自分のパソコンに送ってたんですね。
これからは写メとか使いこなしちゃうんだぜ、とか調子に乗ってたのが(どんだけ遅れてるの)災いしたようでした。高々100~200kbの画像を十数回程度送ったぐらいであんななるなんて思わないじゃないですか。だってパソコンならタダなんだもん。(定額だからだろ)
携帯ってあれですよね。データ通信量によってパケットってのが計算されるんですよね。この間までいまいちよく判ってませんでした。
パソコンと違って接続時間で料金が変わるわけではないので、携帯って怖い…!みたいになりました。
昔、ISDNに加入していた頃、新しいパソコンのネット接続の設定をしたのですが、誤ってダイアルアップ接続にしてしまい、そのままずっと繋いでいたわけですよ。
したらその月の電話料金が三万を超えてしまった事がありました。(NTTの人から電話がかかってきて、教えてくれて判明)
今回は、その時以来の衝撃でした。
家族割りに入っているので、請求は父に行くんですが、請求書が来る日は正直ちょっと、どうしよう、みたいな…。
携帯に使うメモリーカードは、マイクロSDカードというものらしく、アマゾンで調べたら何と海外メーカーのものが2Gで300円以下でありました…。さすが円高。しかも永久保障。小さすぎて無くしそう。そんだけ小さいのに2G。
で、SDカードアダプターの付いているものを早速購入しました。これをパソコンに挿入すればすぐに画像も移動できます。メールで送る必要もありません…。
重いデジカメを持ち歩かなくても、携帯で結構なんとかなりそうです。
>B.H様
わざわざコメント有難うございます。ご入金は都合の良い日にでも行っていただければ。
オリジナル設定の一子さんも気に入って頂けて嬉しいです(^^)有難うございます。
そろそろストックがなくなりそうですが、またぼちぼち続けていこうと思います。よろしくお願いいたします~
>お慎
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「あいつ、このオレに喧嘩を売りやがった。島崎組組長にだぞ?!ただのハタチそこそこの、カタギのガキが」
悟、一子、一吾が別室で集まっていました。悟がイライラしながら室内を歩き回ります。
「喧嘩を売っているかどうかはともかく、肝は据わっているようですけど」
「何も分かって無いだけだ。極道も、社会の事も、何も分からない無知なガキがいきがりやがって」
「それでも、貴方の会社は採ったわけでしょう。ただの馬鹿では無いのでは?」
「あいつの味方をしてるのか?」
「別に。思ったことを言っているだけですよ」
「だけど厄介なのは慎吾があいつに捕まってる事だ」
「これ以上反対しようものなら、ますます慎吾は私たちに壁を作るでしょうね」
悟は考えます。慎吾の心が捕まっているのも厄介だけれど、和さん自身も要注意かもしれないと。
「よし、入れてやろうじゃないか」
「あなた?」
「組に入れとけば、どうとでも出来る。現実ってものも見えてくるだろ。一吾、あいつに伝えてくるんだ。入れてやるとな。だが許したわけじゃないからな、慎吾との事は」
「分かりました」
「大丈夫かしら」
「何がだ?」
「少なくとも河合さんの意志の強さは並大抵ではありませんでした。それに、普通の人間なら極道と聞いただけで逃げ出すでしょう?なのに、逃げ出すどころか、不敵にも男同士で付き合いたいと正面切って言う相手ですよ」
「分かってないだけだ。いざとなれば慎吾が庇ってくれるとでも思ってるんだろう」
「……それなら良いんですけど」
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