だらだらと。
------------------------------------
「和己!」
「…慎吾。待ってたのか?」
来る時間を電話であらかじめ確認していたので、玄関の前で和さんを待っていた慎吾が駆け寄ってくる。
「今日はまぁ、お前のお袋さんに会いに来たんだけど。お前にも聞きたいことがあるんだ。お前の部屋に行ってもいいか?」
という訳で慎吾の部屋に。
「聞きたい事って、何」
「うん、お前の家の事なんだけど。…その、オレはまだよくヤクザ家業ってのがどういうものか分かってないから。実際にはどういう事をやってるのかとか、その辺をな」
「あー、うん。あのさ、んなヤクザっつっても昔みてぇなヤバイ事とかってそんなやってねーんだよ。取締りだって厳しいしさ、正直極道とか今の時代に合ってねぇっつうか。でもウチって一応それなりに歴史あっから今も存続は義務だ、みたいになってっけど」
「でも、お袋さんは家族にも害が及ぶかもって言う事を言ってたよな?」
「……それは…、やっぱ昔の恨みとか色々持ってるヤツもいるし、向こうが仕掛けてきたら組のメンツにかけてツブしにかかったりとか、そういうのは、あっし。下手打ったら指詰めるとかもまぁ…」
「そ、そうなのか。オレも沈められるかもって言われたし、な…」
一瞬遠い目になる和さん。
「いやでもさ、昔に比べたらんな多いわけじゃねえよ?!」
昔に一体どのぐらいあったのかが分からないので想像の仕様が無いんだけどなぁ、と思いつつ「じゃあどうやって、組の運営ってのはしてるんだ?オレが目にしただけでも屋敷に結構沢山、構成員の人がいるだろ」。
「あ、うん。ぶっちゃけ会社とそう変わんねぇんだよ」
「会社?」
「そう。土地とか転がして一儲けしたり。まぁ、それは運もあるけど。親父が商売の方に結構鼻が利くほうで。つかそういう才能とか知識とか持ってんだけど。だから正直会社運営に近いっつーか」
「よくテレビとかで、みかじめ料とか聞くけど…そういうのは無いのか?
「今はもうやってない。みかじめ料徴収したりとかヤミ金とかリスクのが高ぇし、流行らねぇんだよな。だからオレも経済の方に後々進学するつもりなんだよ。でもそれなりに極道修行っていうか心構え的なもんを身につけてからって言われて」
「そうなのか…。分かった、有難な。お袋さんと、話出来るか?」
「…うん」
------------------------------------
>桐青オンリーには、アンソロにも参加させていただく事になりました。せっかくですし一度、アンソロというものに参加出来たらなと思っていて。
原稿は実は大体出来上がっています。まだ先の話なんですけどね。オンリーは。
それと、大阪にも薄いコピー本ぐらいは作って持って行きたいなとも思ってます。
4月に新刊を出して、それから間が開きますし、やっぱあった方がいいかなと。
オフラインの話ばかりですみません。
>瑞稀様
いつもお返事がここになってしまってすみません。
4/1ですね、センバツ。今度は何が何でも忘れないようにモニタ前にメモ張ったりして置こうと思います。
でも当たり前ですけど、強いトコしかもう残ってないんですよね~
頑張って欲しいです。
また、本やブックカバーも褒めて頂いて嬉しいです(^^)
瑞稀様はサークル参加を目指しておられるとの事で、色々とお互いに頑張りましょう~!
「和己!」
「…慎吾。待ってたのか?」
来る時間を電話であらかじめ確認していたので、玄関の前で和さんを待っていた慎吾が駆け寄ってくる。
「今日はまぁ、お前のお袋さんに会いに来たんだけど。お前にも聞きたいことがあるんだ。お前の部屋に行ってもいいか?」
という訳で慎吾の部屋に。
「聞きたい事って、何」
「うん、お前の家の事なんだけど。…その、オレはまだよくヤクザ家業ってのがどういうものか分かってないから。実際にはどういう事をやってるのかとか、その辺をな」
「あー、うん。あのさ、んなヤクザっつっても昔みてぇなヤバイ事とかってそんなやってねーんだよ。取締りだって厳しいしさ、正直極道とか今の時代に合ってねぇっつうか。でもウチって一応それなりに歴史あっから今も存続は義務だ、みたいになってっけど」
「でも、お袋さんは家族にも害が及ぶかもって言う事を言ってたよな?」
「……それは…、やっぱ昔の恨みとか色々持ってるヤツもいるし、向こうが仕掛けてきたら組のメンツにかけてツブしにかかったりとか、そういうのは、あっし。下手打ったら指詰めるとかもまぁ…」
「そ、そうなのか。オレも沈められるかもって言われたし、な…」
一瞬遠い目になる和さん。
「いやでもさ、昔に比べたらんな多いわけじゃねえよ?!」
昔に一体どのぐらいあったのかが分からないので想像の仕様が無いんだけどなぁ、と思いつつ「じゃあどうやって、組の運営ってのはしてるんだ?オレが目にしただけでも屋敷に結構沢山、構成員の人がいるだろ」。
「あ、うん。ぶっちゃけ会社とそう変わんねぇんだよ」
「会社?」
「そう。土地とか転がして一儲けしたり。まぁ、それは運もあるけど。親父が商売の方に結構鼻が利くほうで。つかそういう才能とか知識とか持ってんだけど。だから正直会社運営に近いっつーか」
「よくテレビとかで、みかじめ料とか聞くけど…そういうのは無いのか?
「今はもうやってない。みかじめ料徴収したりとかヤミ金とかリスクのが高ぇし、流行らねぇんだよな。だからオレも経済の方に後々進学するつもりなんだよ。でもそれなりに極道修行っていうか心構え的なもんを身につけてからって言われて」
「そうなのか…。分かった、有難な。お袋さんと、話出来るか?」
「…うん」
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>桐青オンリーには、アンソロにも参加させていただく事になりました。せっかくですし一度、アンソロというものに参加出来たらなと思っていて。
原稿は実は大体出来上がっています。まだ先の話なんですけどね。オンリーは。
それと、大阪にも薄いコピー本ぐらいは作って持って行きたいなとも思ってます。
4月に新刊を出して、それから間が開きますし、やっぱあった方がいいかなと。
オフラインの話ばかりですみません。
>瑞稀様
いつもお返事がここになってしまってすみません。
4/1ですね、センバツ。今度は何が何でも忘れないようにモニタ前にメモ張ったりして置こうと思います。
でも当たり前ですけど、強いトコしかもう残ってないんですよね~
頑張って欲しいです。
また、本やブックカバーも褒めて頂いて嬉しいです(^^)
瑞稀様はサークル参加を目指しておられるとの事で、色々とお互いに頑張りましょう~!
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一ヶ月ぶりぐらいに、更新をしてみました。
ただこの話は終わりが見えていないので突如休止する恐れが…。
なるべくキリが良い所で終わらせようとは思います。
------------------------------------
「なぁ…和己、帰んの?」
「あぁ、今日はちょっとまだ落ち着いて考えられないから」
「…明日、来んだよな?」
「来るよ。慎吾、送らなくていいから。ここで」
「あ、うん…」
そうして門の外に消えていく和さんを見送るしか出来ない慎吾。
その後、慎吾は兄の部屋の前に。
「何つっ立ってんだ。入るならなら入れ」
「……」
無言で障子を閉め、しかし無言で項垂れている慎吾。
「どうした」
「……和己が…。和己が、諦めるかも、オレの事。母ちゃんが、家族に害が及ぶかもとか、色々脅すから…」
これ以上無いぐらいに不安げに語る慎吾。
「でもウソじゃないって分かってるだろ?」
「……」
「だけど大丈夫だ慎吾。そんな事、オレがさせない。な?兄ちゃんがこうするって言って、それを破った事あるか?」
首を振る慎吾。
「こっちこい慎吾」
兄の前に座り込み、肩に頭を凭れさせる慎吾。
「大丈夫だ。いつだってオレがお前を失望させた事なんて無いだろ?河合君はお前の側からいなくなったりしない」
オレがそうさせる、と声には出さずに考えつつ頭を撫でる兄。
「……」
------------------------------------
兄慎?みたいな展開になっていますが、あくまでやや特殊な兄弟愛です(それもどうなの)
ぶっちゃけブラコンです。特に兄が。
ただこの話は終わりが見えていないので突如休止する恐れが…。
なるべくキリが良い所で終わらせようとは思います。
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「なぁ…和己、帰んの?」
「あぁ、今日はちょっとまだ落ち着いて考えられないから」
「…明日、来んだよな?」
「来るよ。慎吾、送らなくていいから。ここで」
「あ、うん…」
そうして門の外に消えていく和さんを見送るしか出来ない慎吾。
その後、慎吾は兄の部屋の前に。
「何つっ立ってんだ。入るならなら入れ」
「……」
無言で障子を閉め、しかし無言で項垂れている慎吾。
「どうした」
「……和己が…。和己が、諦めるかも、オレの事。母ちゃんが、家族に害が及ぶかもとか、色々脅すから…」
これ以上無いぐらいに不安げに語る慎吾。
「でもウソじゃないって分かってるだろ?」
「……」
「だけど大丈夫だ慎吾。そんな事、オレがさせない。な?兄ちゃんがこうするって言って、それを破った事あるか?」
首を振る慎吾。
「こっちこい慎吾」
兄の前に座り込み、肩に頭を凭れさせる慎吾。
「大丈夫だ。いつだってオレがお前を失望させた事なんて無いだろ?河合君はお前の側からいなくなったりしない」
オレがそうさせる、と声には出さずに考えつつ頭を撫でる兄。
「……」
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兄慎?みたいな展開になっていますが、あくまでやや特殊な兄弟愛です(それもどうなの)
ぶっちゃけブラコンです。特に兄が。
「ようこそいらっしゃいました。河合さん、でしたかしら?」
エライ美人で若々しい慎吾母の笑顔に迎えられる和さん。
極妻の映画からそのまま出てきたようなたたずまいに、圧倒されるやら感心するやらしつつも、姿勢を正してご挨拶。
「はい、初めまして。河合和己、と申します」
笑顔から一転、無表情になる慎吾母。
「一吾(←慎吾兄の名前)からお話は伺いました。ウチの慎吾とお付き合いをされているとか」
「はい」
「学生時代は、恋愛ごとも御座いますでしょう。しかし既に慎吾は家業を手伝う身です。職種も職種ですし。そう簡単に、お付き合いを認めるわけにはいきません。何しろ貴方は男性ですしね」
「…はい」
「残念ですが、別れていただけるかしら?」
「ちょ、待てよ!んな簡単に、別れるとか。オレ和己が好きなんだよ!凄い、有り得ねえぐらい好きなんだって!」
そんな慎吾を一瞥し、「貴方は?」と問う母。
「私もです。大人からみれば青臭いと思われるでしょうが、心から慎吾が好きです」
「そうですか。しかし我々は世間で言われるところの極道です。問題は貴方だけではなく、ご家族にも及ぶ事はご理解しておられますかしら」
「…正直に言いますと、今日初めて、慎吾の家がこういう家業である事を知ったばかりで、混乱している部分があります。ですので何か今、結論を出せと言われても私には難しいです」
「若いのに随分落ち着いた物言いをされるのね」
「それだけが取り得なんです」
「ほほほ。とりあえず、今日のところはお引取り下さいませ。お考えがまとまられたら、改めてお話をお伺いいたします」
「分かりました」
------------------------------------
なんか展開がシリアスに?
てか、長引きそうな予感。てか極道物とか読んだ事も無いので良く分かりませんよ。
ゲームの「街」をやった事があるぐらいで。
>M様
拍手コメント有難う御座います!
なんだか続いてしまいました(^^;
続くのは良いのですが、特に終わりが見えてないところが問題です…。
こんなのでも、楽しんで頂けてたら幸いです。
エライ美人で若々しい慎吾母の笑顔に迎えられる和さん。
極妻の映画からそのまま出てきたようなたたずまいに、圧倒されるやら感心するやらしつつも、姿勢を正してご挨拶。
「はい、初めまして。河合和己、と申します」
笑顔から一転、無表情になる慎吾母。
「一吾(←慎吾兄の名前)からお話は伺いました。ウチの慎吾とお付き合いをされているとか」
「はい」
「学生時代は、恋愛ごとも御座いますでしょう。しかし既に慎吾は家業を手伝う身です。職種も職種ですし。そう簡単に、お付き合いを認めるわけにはいきません。何しろ貴方は男性ですしね」
「…はい」
「残念ですが、別れていただけるかしら?」
「ちょ、待てよ!んな簡単に、別れるとか。オレ和己が好きなんだよ!凄い、有り得ねえぐらい好きなんだって!」
そんな慎吾を一瞥し、「貴方は?」と問う母。
「私もです。大人からみれば青臭いと思われるでしょうが、心から慎吾が好きです」
「そうですか。しかし我々は世間で言われるところの極道です。問題は貴方だけではなく、ご家族にも及ぶ事はご理解しておられますかしら」
「…正直に言いますと、今日初めて、慎吾の家がこういう家業である事を知ったばかりで、混乱している部分があります。ですので何か今、結論を出せと言われても私には難しいです」
「若いのに随分落ち着いた物言いをされるのね」
「それだけが取り得なんです」
「ほほほ。とりあえず、今日のところはお引取り下さいませ。お考えがまとまられたら、改めてお話をお伺いいたします」
「分かりました」
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なんか展開がシリアスに?
てか、長引きそうな予感。てか極道物とか読んだ事も無いので良く分かりませんよ。
ゲームの「街」をやった事があるぐらいで。
>M様
拍手コメント有難う御座います!
なんだか続いてしまいました(^^;
続くのは良いのですが、特に終わりが見えてないところが問題です…。
こんなのでも、楽しんで頂けてたら幸いです。
「なぁ和己…今日、泊まってかねぇ?」
「え」
次に案内された、畳15畳はあろうかという慎吾の部屋で、そんな事を寄り添われながら言われる和さん。
「だって一ヶ月も離れてたじゃん。もう色々限界っつーか、ぶっちゃけツっこまれたい」
ぶっちゃけすぎだろう。
というか、ついさっき東京湾に沈められるとかそういう話をされたばかりなのに何を言い出すんだこのお坊ちゃまは。
「なぁ…ダメなのかよ…つか、その気になんねえの?」
組の構成員だらけのこの屋敷でその気になれという方が難しい。というか、慎吾の兄貴の言葉ですっかりオレのナニは萎えている。
「…やっぱ引いたよな、そりゃそうだよな。ヤクザとか有り得ねぇし」
「そ、そんな事無い、ぞ?」
「ホントに?」
「本当だ。さっきも言ったろ。お前はお前なんだ、慎吾」
「和己…」
「慎吾」
見詰め合って抱き合い、やがてキスに発展し、そのままなだれ込もうとした瞬間、鳴る内線電話。
がばりを身を起こし、電話を取り上げるなり
「邪魔すんなつったろーが殺すぞ!!」
と罵声の慎吾。
そして我に返る和さん。
「え、お袋が?」
----------------------------
とかって、唐突に始まって唐突に切りました…。
「え」
次に案内された、畳15畳はあろうかという慎吾の部屋で、そんな事を寄り添われながら言われる和さん。
「だって一ヶ月も離れてたじゃん。もう色々限界っつーか、ぶっちゃけツっこまれたい」
ぶっちゃけすぎだろう。
というか、ついさっき東京湾に沈められるとかそういう話をされたばかりなのに何を言い出すんだこのお坊ちゃまは。
「なぁ…ダメなのかよ…つか、その気になんねえの?」
組の構成員だらけのこの屋敷でその気になれという方が難しい。というか、慎吾の兄貴の言葉ですっかりオレのナニは萎えている。
「…やっぱ引いたよな、そりゃそうだよな。ヤクザとか有り得ねぇし」
「そ、そんな事無い、ぞ?」
「ホントに?」
「本当だ。さっきも言ったろ。お前はお前なんだ、慎吾」
「和己…」
「慎吾」
見詰め合って抱き合い、やがてキスに発展し、そのままなだれ込もうとした瞬間、鳴る内線電話。
がばりを身を起こし、電話を取り上げるなり
「邪魔すんなつったろーが殺すぞ!!」
と罵声の慎吾。
そして我に返る和さん。
「え、お袋が?」
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とかって、唐突に始まって唐突に切りました…。
反応を頂いてしまったので調子付いて続きを。
兄貴に紹介すると連れて行かれたのが広間。
そこにはスーツを着込んだ慎吾似の男前な兄(後継者)が。
和さんとの関係とこれまでの経緯を簡単に話す慎吾。
「河合君、だったよね」
「あ、はい」
「ずばり聞くけど、慎吾とはヤったのか?」
「…は?」
あまりの質問に固まる和さんを尻目に、「んな事聞くなよ、デリカシーねぇな~。つか、付き合ってたらさ~ヤるじゃん、な?」なんて言いつつ嬉しそうに腕を組んでくる慎吾。
「河合君、この事が親父の耳に入るとちょっと面倒な事になる」
「面倒な、事、というと…?」
「仮にもウチの慎吾が、どこの馬の骨とも知れねぇ野郎に、事もあろうに掘られたとあっちゃあメンツに大きく関わってくる。つまり、河合君には最悪、東京湾に沈んでもらう事になる」
「…はい?」
今度こそ完全にフリーズする和さんを尻目に、「馬の骨じゃねえよ!和己はオレの男なんだって!」などとどこか緊張感の無い声で、事の重大さを理解してなさげ気な抗議する慎吾。
「とにかく、この話はここだけにしとけ。良いな、慎吾」
「え、でもオレ、他の奴らの前で和己に抱きついちまったんだけど」
「てめぇ…あれ程軽率な行動取るなつったろーが!どうして後先考えねえんだ あぁ?!」
「一ヶ月も連絡すら取れなかったんだぞ?兄貴が仕事を手伝えとか言うからだろーが!何で跡取りでもねえオレまで縛られなきゃなんねーんだよ。ザケんな!!」
「それは了承済みだっただろーが!蒸し返すんじゃねえこのボケ!」
「あぁ?!何だコラ、上等だ表出ろや!!」
そこから殴り合いの壮絶な兄弟喧嘩が始まってしまい、何でこんな事に…と遠い目になる和さん、とか。
それにしてもタイトルがアレですよね。このネーミングセンスを何とかしたいです。
>瑞稀様
拍手コメント、有難う御座いました!
和→島も書いた事が無かったのですが、書いたら全く違う展開になりそうかなと思います。でもハッピーエンドが基本で。
>M様
反応と励ましのお言葉を頂き有難う御座います(^^)
つい嬉しくて続きなんか書いてしまいました。
一応、跡取りは慎吾の兄なのですが、右腕的に慎吾が支える構図になります。
そこに和さんがどう絡むか、みたいなのを考えていても書けるかは別ですが(^^;
本は今日、発送致しましたので、暫しお待ちくださいませ~
>T様
楽しみにして頂いて本当に有難う御座います。
本を発送致しましたので、到着まで暫し、お待ちくださいませ。
兄貴に紹介すると連れて行かれたのが広間。
そこにはスーツを着込んだ慎吾似の男前な兄(後継者)が。
和さんとの関係とこれまでの経緯を簡単に話す慎吾。
「河合君、だったよね」
「あ、はい」
「ずばり聞くけど、慎吾とはヤったのか?」
「…は?」
あまりの質問に固まる和さんを尻目に、「んな事聞くなよ、デリカシーねぇな~。つか、付き合ってたらさ~ヤるじゃん、な?」なんて言いつつ嬉しそうに腕を組んでくる慎吾。
「河合君、この事が親父の耳に入るとちょっと面倒な事になる」
「面倒な、事、というと…?」
「仮にもウチの慎吾が、どこの馬の骨とも知れねぇ野郎に、事もあろうに掘られたとあっちゃあメンツに大きく関わってくる。つまり、河合君には最悪、東京湾に沈んでもらう事になる」
「…はい?」
今度こそ完全にフリーズする和さんを尻目に、「馬の骨じゃねえよ!和己はオレの男なんだって!」などとどこか緊張感の無い声で、事の重大さを理解してなさげ気な抗議する慎吾。
「とにかく、この話はここだけにしとけ。良いな、慎吾」
「え、でもオレ、他の奴らの前で和己に抱きついちまったんだけど」
「てめぇ…あれ程軽率な行動取るなつったろーが!どうして後先考えねえんだ あぁ?!」
「一ヶ月も連絡すら取れなかったんだぞ?兄貴が仕事を手伝えとか言うからだろーが!何で跡取りでもねえオレまで縛られなきゃなんねーんだよ。ザケんな!!」
「それは了承済みだっただろーが!蒸し返すんじゃねえこのボケ!」
「あぁ?!何だコラ、上等だ表出ろや!!」
そこから殴り合いの壮絶な兄弟喧嘩が始まってしまい、何でこんな事に…と遠い目になる和さん、とか。
それにしてもタイトルがアレですよね。このネーミングセンスを何とかしたいです。
>瑞稀様
拍手コメント、有難う御座いました!
和→島も書いた事が無かったのですが、書いたら全く違う展開になりそうかなと思います。でもハッピーエンドが基本で。
>M様
反応と励ましのお言葉を頂き有難う御座います(^^)
つい嬉しくて続きなんか書いてしまいました。
一応、跡取りは慎吾の兄なのですが、右腕的に慎吾が支える構図になります。
そこに和さんがどう絡むか、みたいなのを考えていても書けるかは別ですが(^^;
本は今日、発送致しましたので、暫しお待ちくださいませ~
>T様
楽しみにして頂いて本当に有難う御座います。
本を発送致しましたので、到着まで暫し、お待ちくださいませ。